おすすめの映画

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映画『小説の神様』と『望み』、どちらも公開初日に観てきました。

ゆづみんにはお渡し会のときに、私が書いた小説をプレゼントさせてもらったのですが、『小説の神様』終盤の登場シーンで、そのときのことを思い出しました。最初は映画を観ながら「締め切りがあったら、自分には書けないな」とか「自分はプロットを考える時間の方が文章を書くよりも長いけど、プロの小説家さんはすごいな」などと思っていました。しかし次第に物語に引き込まれ、あの二人の状況に胸が痛くなったり、終わった後にはほっとしたりしました。4人に焦点が当たっているのもよかったです。

『望み』の方は、ゆづみん最初の登場シーンの表情が特に印象に残りました。「この子はサッカーが大好きなんだな」とか「サッカー部員には男言葉で接していそうだな」などと、勝手にイメージを膨らませていました。この作品では父親と母親の「望み」がぶつかり合い、そして妹には妹の「望み」があり、どれも分かるのがつらいです。そして終盤では何回も涙を拭きました。ゆづみんが出演していなければ観ていなかったと思いますが、観てよかったです。

さて、本題です。私のおすすめの映画は『陽だまりの彼女』です。この映画は越谷オサムさんの同名小説が原作で、松本潤さんと上野樹里さんが主演、三木孝浩さんが監督を務めています。

中学で出会った浩介と真緒。イジメを受ける真緒を浩介が助けて、二人は初恋の仲になり、浩介は真緒に勉強を教えるようになります。しかし、浩介の転校で二人は疎遠に。そしてその十年後、社会人となった二人が仕事の打ち合わせで偶然再会。今や真緒はデキる女に変身しているのに対して、浩介はダメ男になってしまっています。二人は付き合うようになり、そして結婚。幸せな生活のはずが、浩介は真緒の様子がおかしいことに気づきます。実は真緒には、誰にも知られてはいけない「不思議な秘密」があったのです。この秘密のために姿を消す真緒。真緒を探す浩介。そして感動のラストへ。

この映画は、必ず2回観てください。1回目も楽しめますが、秘密が分かった上でもう一度観ると、色々と気づくことがあるからです。秘密につながる伏線があり、そして真緒の気持ちは察するに余りあります。ちょっとした演技にも伏線が隠されているので、演技の勉強にもなるのではないでしょうか。

sumikaz

千葉県 / 男性 2020/10/14 22:22