夏休みの悲劇
新谷さんスタッフさんこんにちは
毎日猛烈な暑さが続いていますが、体調崩したりしてませんか？
夏休み、子どもの頃はウキウキする期間で毎日早朝に起きてカブトムシやクワガタを採りにいって大きめの水槽に何十匹も入れて大変なことになってたのを思い出します。
そんな小学校のある年の夏休み、忘れられない出来事が起こりました。
夏休みの宿題の1つに植物観察ってのがあって、私はアオウキクサという短期間でどんどん増える水草の観察をすることになりました。
最初は4枚くらいからスタートし、2日後には倍の8枚に、更に2日後には16枚に!どんどん増えるから楽しい！
でも、夏休み終わりのギリギリの1週間前に始めたので、最後の4日間くらいはあえて観察せず、爆発的な変化を記録して宿題の威力(？)を高めようと思い夏休み最終日まで放っといてました！
そして最終日、なんだか凄いことになってるんじゃないかと期待に胸を膨らませながら水草観察用のバケツをのぞき込んでビックリ！
なんと、バケツの中は水草どころか空っぽになってました！
何がなんだか分からなくて仕事から帰ってきた父親に聞くと、
「バケツ？ああ、庭に水まくのに使ったで！」と！！！
頭が真っ白になりながら、父親に怒鳴り散らして状況を説明すると、なんとなく宿題の話を聞いた覚えがあるのを思い出したらしく、申し訳なさそうに謝って、バケツを持って出て行きました。
数分後バケツにはわんさか水草が入ってて、「どれか分からんけどこん中にあるやろ！それ描いとけ！」と！
流石に怒りすぎて疲れた私はその中からアオウキクサを選んで水に浮かせてスケッチをし、でも嘘を書くわけにはいかないから
ことの成り行きを正直に書いて「最後の日の浮草はボクが育てたものではないです」と書き添えて宿題を提出しました。
たしかあの時は先生がそれを読んで大爆笑してた気がしますが、私としては最後まで観察できなかった悔しさで頭はいっぱいで、半泣きになった覚えがあり、それを見た先生の提案で9月の1ヶ月はクラスでアオウキクサを育ててみんなで観察することになりました。
でも、今でもあの時の空っぽのバケツを見たときの絶望感は忘れられないです。
奈良県 / 男性 2022/8/11 18:52
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