トラウマレベルの忘れた記憶

高校生の時、演劇部に所属していました。

演技初心者だったにもかかわらず、男子部員が僕しかいなかったので文化祭で披露する舞台で、主人公の父親役に大抜擢された時のお話です。

本番まで先輩たちと何回も台本の読み合わせをして、立ち位置や演技の練習を初心者ながら全力で行い、準備万端で本番を迎えました。

沢山の生徒と文化祭に訪れたお客さんが入った体育館のステージでお芝居が始まりました。
数少ない出番の中、主人公の少年と、僕が演じる父親の二人だけのシーンでそれは起こりました。

主人公の台詞を聞いて父親である僕が答える場面で、僕の頭の中から自分の台詞がすっぽりと抜けてしまったのです!
頭の中が真っ白になり、焦りのせいもあって台詞が全く思い出せない。
焦りながらも思い悩んでるフリをして黙り込む僕に、主人公演じる先輩が気付いてくれて機転を効かせて続きの台詞を話してくれました。
その台詞を聞いて、その後の演技を思い出し、結果その時の舞台は終えることができました。

あんなにたくさん練習したのに本番の最中で台詞を忘れてしまったのは、今でも忘れられない思い出です。
頭が真っ白になると本当に思い出せないんだなと体感した高校生の時の記憶です。
思い出すと今でもあの時の恐怖で震えます。

ゆづみんはお芝居をして台詞を忘れてしまった経験はありますか?

lotta

東京都 / 男性 2022/9/3 01:24