西荻窪の不思議なカフェでおしゃべりしているのは、
金沢からのお客様、能楽師の松田若子さんと
店主の井戸理恵子さん。
同じ学生会館で過ごした青春時代からうん十年?
運命の再会を果たして以来、松田さんの舞台を井戸さんが解説するなど
コラボレーションする間柄です。
松田さんは、宝生流の能楽師。金沢能楽会の舞台にたつかたわら、
「能楽」にかかわる女性の技芸向上などを目的とした
<沢鏡会 たくきょうかい>も主宰されています。
今回は、能の演目「阿漕(あこぎ)」について語ります。
<今回のポイント>
後半は、あの世とこの世のあいだにいる「あこぎ」が白い麻の衣装、デスマスク、海藻をまとって登場する。
最後は、「また波の底にいりにけり」で終わる。
上演は繰り返される。