パーソナリティの野島裕史
◆憧れのメーカー「SURLY 」の自転車を中古で購入!
野島:<a href="https://tfm-plus.gsj.mobi/news/pO5Z7Ibkru.html">先日の放送</a>で、「SURLY(サーリー)」の「Big Dummy(ビッグダミー)」というロングテールバイクを中古で入手したという話をチラリとしたのですが、今回は新たに入手した、そのバイクのことを詳しく紹介したいと思います。
「SURLY」は、クロスバイクやファットバイクなど個性的なバイクで有名な、アメリカのクロモリ(クロムモリブデン鋼)自転車メーカーです。僕は10年以上の「SURLY」ファンで、ファットバイクだったり、今回紹介するロングテールバイクである「Big Dummy」のようなバイクを、10年ぐらい前から“いつかは欲しい”と思っていました。 ファットバイクは、たまに街で見かける方もいらっしゃると思いますが、タイヤが太いバイクです。おそらく元祖に近いのは、「SURLY」が作ったんだと思います。 「SURLY」のファットバイクは、青森県の雪山を走る「スノーライド」というイベントで初体験しました。そのときに快適性や雪道でのオフロードの走破性と見た目のワイルドなカッコ良さに“欲しいな”なんて思っていたんですけど、今回手に入れたSURLYのバイクはファットバイクに次いで欲いと思っていた「Big Dummy」というロングテールバイクです。
その特徴は、その名の通り、自転車の前輪から後輪までの全長が、普通の自転車の1.5倍ぐらいあって、後ろの荷台部分が長いバイクなんです。その形の特徴から積載能力がとても高くて丈夫に作られています。最大積載量は90kgということで、キャンプや自転車旅にピッタリの自転車です。
素材は、カーボンフレームではなく「SURLY」らしいクロムモリブデン鋼で作られています。この自転車のフレームは、他の「SURLY」のバイクや、普通のものよりもすごく太い! それこそ1.5倍ぐらい太いパイプで作られていて、ものすごく丈夫さを感じます。そして見た目もちょっとワイルドな感じがして、あらためてカッコイイなと思います。
実際に憧れていた自転車を手に入れて乗ってみた感想ですが、やっぱり大きいっていうのと、太いフレームの感じで、乗り心地が“重いんじゃないか”と思っていたのですが、(ペダルの)漕ぎ出しは若干重みを感じるものの、1度走り出してしまえば、安定性もあって快適でした。
カーブを曲がるとき、内輪差を若干気にしたほうがいいとはいえ、慣れてしまえば何てことはありませんでした。“さすがに重いんじゃないか”と心配していた上り坂も、オフロードにも対応しているギア比なので、回転数は少し早めに漕がなきゃいけないものの、軽々と漕ぐことができて、多少重い荷物を積んでいても電動ママチャリを追い越すことができたぐらい快適に乗ることができました。
もちろんロードバイクに比べると速度は若干遅いんですけど、荷物を乗せてゆったり走るのが、この自転車の特徴なので、本当に楽しくペダリングできましたし、“買って良かったな”と思います。テントや寝袋を積んで、“どこか遠くに行きたいな~”と思える自転車ですね。
さらに、この自転車の魅力の1つは、僕の大好きなカスタムパーツがめちゃくちゃ豊富なところです。自分仕様にどんどんワイルドにできるということで、これまた“金食い虫”ですね(苦笑)。それぞれのパーツが、なかなかいい値段するので、とりあえずはカスタムの妄想ネタには困らないかなと。
少しずつ集めていって愛着がどんどん湧いていくのもいいことなので、少しずつカスタムしていきたいと思っています。またキャップしたり、カスタムしたりしたときには、こちらのコーナーで紹介していきたいと思います。
次回9月15日(木)~9月19日(月・祝)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「Wahoo(ワフー)」をお届けします。お楽しみに!