百物語【怪談師 城谷歩 独演会「全心全霊 Vol.1」より】

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実話怪談ブームの中、“チケットが取れない怪談師”として全国各地で怪談ライヴを行ってきた城谷歩。

11月6日(日)秋葉原UDXシアターにて開催された『怪談師 城谷歩 独演会「全心全霊 Vol.1」』をAuDeeで
フル配信!

会場は秋葉原UDXシアター。映画館の空間特性を最大限に活用した怪談エンタテインメントをお届けします。

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夜の部

第二の話は「百物語」

城谷がまだ二十代、地元札幌でアルバイトをしながら舞台の役者や演出の活動に従事していた時の事。
8月の暑い盛り、同じ年の役者仲間である村木と山下という男友達と連れ立って町の居酒屋に繰り出した。
賑やかな店内でほろ酔いになってくると元来のオカルト好きの村木がぽつぽつ怪談話を始めたのを契機に三人とも大いに盛り上がり、
三人の持っている話を合計すると百話を超えることがわかると昔からの肝試しである百物語を試してみようという流れになった。
その日は酒も入っていたし夜も更けかかっていたから、日を改めて村木の住んでいる一人暮らしのアパートに集まって夜通しで楽しもうということになった。
いざ当日、しとしとと雨の篠付く晩に村木と山下、村木の彼女、そして城谷の四人で暗い部屋で怪談会が始まった。
そのアパートが事故物件であったこともあり常にぞわぞわしていたが、
村木が話す怪談の落ちが決まって「なんちゃって」という言葉なためにいくらか興ざめていた。
しかし、この「なんちゃって」には重大な意味があったとわかるのは後になってからの事だった。




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