2023年1月7日

西村由紀江のSmile Wind

「希望の鶴」をご存知ですか?

 
「希望の鶴」は、普通の折り鶴と違い、折り方が難しいけど見た目が美しい折り鶴で、特殊な形状の折り鶴「希望の鶴」を販売し、東日本大震災からの復興を支援する活動が「希望の鶴 飛翔プロジェクト」。

 

1羽につき100円が折り手である被災者の収入となる「希望の鶴」。

これまで約20万羽が全国や世界へ羽ばたいていきました。

 

 

「希望の鶴 飛翔プロジェクト」は、

福田康夫元首相の奥様、貴代子さんが支えるプロジェクトで、東日本大震災後には被災地に赴かれ、仮設にお住まいの人たちに鶴の折り方を

教えられたそうです。

 

この「希望の鶴 飛翔プロジェクト」の活動が10年を迎えたことから、東日本大震災の際に受けた国際社会からの支援に対する感謝を表す集会「希望の鶴 感謝の集い」が、2022年の1123日に都内のホテルで開かれました。

 

福田康夫元首相のご子息で、スマイルピアノ500に賛同して下さっている福田達夫代議士に声を掛けて頂き、私も「感謝の集い」に参加させて頂きました。

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スライドを使ってピアノお届けの話をし「朝日のあたる家」を演奏。

その後は、協賛のJALにちなんで機内音楽のイントロに続き、オーバーザレインボーを演奏させてもらいました。

 
貴代子さんが、東日本大震災で被災された方々へ、励ましの折り鶴を届けいという思いから始まった「希望の鶴」。

 

2008年、当時の福田総理が議長を務めた、洞爺湖サミットのおもてなしとして用意された特殊な折り鶴。

 

貴代子さんは、東日本大震災が起きてから1人で鶴を折り続け、被災地で不自由な暮らしをしている人たちの心を和ませることはできないかと、新聞記事に載っていた石巻市の仮設住宅の住民の元に折り鶴を贈ります。

 

この鶴が被災者の希望になればと考えたのが、

当時、石巻市でボランティアをしていた落合早苗さん。

 

落合さんは、神奈川県の小学校で校長をしていましたが、児童や教師の多くが犠牲になった大川小学校の惨事を知り、震災直後の20113月末で退職。

 

荷物や人がのせられるワゴン車を買い、1人で石巻に向かい、泥の中から見つかった遺品を洗って遺族に返すボランティアなどをしていました。

 

その中で出会ったのが、貴代子さんから被災地に届いた「希望の鶴」だったのです。

 

落合さんは20123に月、貴代子さんを石巻市に招き、住民を集めて折り方を教えてもらいました。

 

普通の鶴と違い、折り方が複雑で1羽折るのに20分以上かかり、上手に折れるまでには1年以上かかったそうです。

 

1羽折ると、材料費や郵送費を除いて100円の収入になる「希望の鶴」。

10年間で、10万羽以上が飛び立っていきました。

 

希望の鶴の取り組みは各方面に広がっていて、「鶴」をロゴマークにする日本航空も羽田をはじめとした空港のチェックインカウンターなどに希望の鶴がかざられたそうです。

東京オリンピック・パラリンピックの際に、被災地で折った「希望の鶴」を来日した選手や関係者に贈り、支援への感謝を伝える計画もありましたが、厳しいコロナ対策で叶いませんでした。

日本の伝統である折り鶴がいろんな方の希望となることを願っております。

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