ナオト・インティライミさんは、1979年三重県生まれ。千葉県出身。
中央大学在学中から本格的に音楽活動を続け、大学卒業後には 世界一周の旅に出発。
帰国後2005年4月より、南米インカの言葉である『太陽の祭り』を入れ込んだ、
”ナオト・インティライミ“の名義で活動を開始されました。
2010年にメジャーデビューされ、2019年には、”Naoto”として世界デビューを果たされました。
最近では、テレビドラマ、映画に出演されるなど、俳優としての活動もされています。
2019年の世界デビューは、ギター1本でLAに降り立ち
自ら売り込みにいくところから始まった、とのこと。
「カメラも回ってなかったですけど、『待ってろ世界』と呟いたことは覚えてます(笑)
そこから、知り合いづてに色んな人を紹介してもらって会いに行って、
また会った人に、別の人を紹介してもらって、会いに行って…を数年間繰り返しました。
日本でやった ”デビューするための方法” をそのままやりました。
日本のキャリアは世界では関係ないですけど、まさか、ユニバーサルラテンから世界契約ができました。
そんなにすぐ契約結べるとは思いませんでしたね。」
そして世界でリリースされたのが、『El Japonés 』という楽曲。
ラテンのマーケットを意識し、スペイン語で歌唱されています。
現在では、youtubeで1400万回再生を記録しており、
世界のマーケットの広さを感じさせられる結果になっています。
「日本人の強みとして、1つは、和楽器。
三味線や和太鼓の仲間がいるので、最新ラテン音楽に入れられるようにアイディアを出してお願いして。
もう1つは、日本人としての、メロディーセンス。
これは実は、J-POPって世界一だと思うんですよ。
海外からしたら、どうセッションするんだ?ってほど、1曲の中でコードが複雑なんですよね。
いろんな人から『なぜ、そんなに毎回いろんなメロディが出るんだ?!』って言われて、
日本人J-POPのメロディーの強みを知りました。」
そんなナオト・インティライミさんの4年ぶり、アルバム『虹色∞オクターブ』がリリースされました。
その中に収録されている "Rule" も、海外での経験が反映された1曲。
「海外に4~5年通って、向こうのクリエイターと一緒にやっていたから
アメリカの最新が身体に入っていたので出来た曲だったんですけど、
日本だとちょっと早いかなと数年寝かしていた曲です。
今、80年代ブームがきたので、今だなと作り込んでアルバムにいれました。
『本当にティライミの曲?!』っていう曲ですね!」
音楽のサブスクリプションサービスが普及した、ここ数年...
配信シングルばかりを出さざるを得ないアーティストも多いとのこと。
そんな中で、アルバム『虹色∞オクターブ』は、現在のナオトさんのこだわりが詰まっており、
”現在のCDアルバムのあり方” が考えられた構成になっています。
「サッカーだって、全員ストライカーじゃ点は取れないんですよ。
アルバム曲や、カップリング曲にこそ、アーティストのアイデンティティがあったりして。
1曲だけでは、大海原には出ないけど、このアルバムでは必要な役割の曲…
僕の気張ってない、いろんな側面を置けるのが、やっぱりアルバムだなぁ、って。
曲間も、何度も秒単位で試して、全部変えています。
あと、最後の曲の空白! 僕はたっぷり欲しいんです。
CDって今は圧倒的に車で聞くことが多くて、勝手にリピートされるんですよ!
だから、その空白が大事なんですよ~」
今回のアルバム制作が大詰めとなった1ヶ月、数十曲も作ってしまった、というナオトさん!
2023年には、6ヶ月連続楽曲リリースも決定しています。
また来週も、ナオトさんにお話うかがいます。
M. Rule / ナオト・インティライミ
2022年も、ご愛聴ありがとうございました。
2023年も様々なゲストをお迎えします。お楽しみに!