「スマホ認知症」になりやすい人「5つの特徴」は？ トイレにスマホ、LINE の返信は1時間以内…医師が解説！
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。1月12日（木）放送の「Blue Ocean Professional supported by 協会けんぽ健康サポート」のゲストは、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんが登場。さまざまなメディアなどで話題の「スマホ認知症」について解説しました。
森田さんは東京大学大学院医学系研究科を修了後、米国ハーバード大学で専任講師として活動。現在は医師として医療現場に従事するかたわら、医療にまつわるさまざまな問題にメディアや講演などを通じて取り組んでいます。
◆スマホの長時間使用は脳に大きな負荷を与える
いまや日々の暮らしに欠かせないツールとなっているスマートフォン（以下、スマホ）ですが、最近、「スマホ認知症」という言葉が注目を集めています。その症状について森田さんは「スマホの長時間使用によって物忘れが激しくなることが、スマホ認知症と呼ばれつつあります」と説明。また、スマホユーザーの約6割が“物忘れが深刻になっている”という調査結果もあり、なかでも働き盛りの30代～50代がスマホ認知症になる割合は、全体の約4割にのぼると言います。
なぜ、スマホの使いすぎが物忘れを引き起こすのでしょうか？ その原因は、スマホによるインプットが多すぎる点にあります。スマホによって多くの情報を受け取りすぎると、脳が疲弊して脳の機能が衰え、スマホ認知症になるリスクを抱えてしまうそうです。
森田さんは「インプットが多すぎると、どこに何の情報があるのか分からなくなってしまって、必要なものを取り出せない、アウトプットができなくなり、脳が疲れてしまうんです」と解説します。
◆スマホ認知症になりやすい人の特徴は？
続けて森田さんは、スマホ認知症のチェックリストを公開。あてはまる項目が3つ以上ある人は、スマホ認知症になりやすい傾向にあると言います。
1. ベッドのなかでもスマホを見る
2. トイレにもスマホを持っていく
3. LINEやメールの返信を受信から1時間以内にしている
4. 最近、漢字を思い出せなくなった
5. テレビを観ていても出演者の名前が出てこない
◆スマホ認知症だと感じたら…
人間は本来、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感が備わっていますが、「スマホを使用しているときは、ほぼ視覚のみで情報を取り入れていることが多い。つまり、脳の一部だけを酷使していることになるんです」と森田さん。
また、「本来の“アルツハイマー型認知症”は、物忘れの進行を止めることはできても、回復することはなかなか難しいですが、"スマホ認知症”の場合は、生活改善をおこなえば、症状も良くなると考えられています」と語ります。
その生活改善の例として、デジタル機器から一定の時間距離を置く“デジタルデトックス”を挙げます。これをおこなうことで、人間に本来備わっている五感を取り戻すことができるとのこと。また、スマホなどデジタルデバイスと距離を置き、リフレッシュすることを目的とした「“デジタルデトックス”プラン」を導入しているホテル・旅館もあり、利用者から高い評価を得ているそうです。
最後に森田さんは「普段の生活のなかで五感をバランスよくフル活用することが大事です。見たり、聞いたり、味わったりして、脳全体をうまく使いながら生活していきましょう」とアドバイスを送ると、住吉も「五感を磨いたほうが人生は豊かになりますよね。気を付けたいと思いました」と述べ、気を引き締めました。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック！
聴取期限 2023年1月20日（金）AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ（無料）が必要です⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：Blue Ocean
放送日時：毎週月～金曜9:00～11:00
パーソナリティ：住吉美紀
特設サイト：https://www.tfm.co.jp/podcasts/bopro/
（左から）森田豊さん、住吉美紀
森田さんは東京大学大学院医学系研究科を修了後、米国ハーバード大学で専任講師として活動。現在は医師として医療現場に従事するかたわら、医療にまつわるさまざまな問題にメディアや講演などを通じて取り組んでいます。
◆スマホの長時間使用は脳に大きな負荷を与える
いまや日々の暮らしに欠かせないツールとなっているスマートフォン（以下、スマホ）ですが、最近、「スマホ認知症」という言葉が注目を集めています。その症状について森田さんは「スマホの長時間使用によって物忘れが激しくなることが、スマホ認知症と呼ばれつつあります」と説明。また、スマホユーザーの約6割が“物忘れが深刻になっている”という調査結果もあり、なかでも働き盛りの30代～50代がスマホ認知症になる割合は、全体の約4割にのぼると言います。
なぜ、スマホの使いすぎが物忘れを引き起こすのでしょうか？ その原因は、スマホによるインプットが多すぎる点にあります。スマホによって多くの情報を受け取りすぎると、脳が疲弊して脳の機能が衰え、スマホ認知症になるリスクを抱えてしまうそうです。
森田さんは「インプットが多すぎると、どこに何の情報があるのか分からなくなってしまって、必要なものを取り出せない、アウトプットができなくなり、脳が疲れてしまうんです」と解説します。
◆スマホ認知症になりやすい人の特徴は？
続けて森田さんは、スマホ認知症のチェックリストを公開。あてはまる項目が3つ以上ある人は、スマホ認知症になりやすい傾向にあると言います。
1. ベッドのなかでもスマホを見る
2. トイレにもスマホを持っていく
3. LINEやメールの返信を受信から1時間以内にしている
4. 最近、漢字を思い出せなくなった
5. テレビを観ていても出演者の名前が出てこない
◆スマホ認知症だと感じたら…
人間は本来、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感が備わっていますが、「スマホを使用しているときは、ほぼ視覚のみで情報を取り入れていることが多い。つまり、脳の一部だけを酷使していることになるんです」と森田さん。
また、「本来の“アルツハイマー型認知症”は、物忘れの進行を止めることはできても、回復することはなかなか難しいですが、"スマホ認知症”の場合は、生活改善をおこなえば、症状も良くなると考えられています」と語ります。
その生活改善の例として、デジタル機器から一定の時間距離を置く“デジタルデトックス”を挙げます。これをおこなうことで、人間に本来備わっている五感を取り戻すことができるとのこと。また、スマホなどデジタルデバイスと距離を置き、リフレッシュすることを目的とした「“デジタルデトックス”プラン」を導入しているホテル・旅館もあり、利用者から高い評価を得ているそうです。
最後に森田さんは「普段の生活のなかで五感をバランスよくフル活用することが大事です。見たり、聞いたり、味わったりして、脳全体をうまく使いながら生活していきましょう」とアドバイスを送ると、住吉も「五感を磨いたほうが人生は豊かになりますよね。気を付けたいと思いました」と述べ、気を引き締めました。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック！
聴取期限 2023年1月20日（金）AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ（無料）が必要です⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
＜番組概要＞
番組名：Blue Ocean
放送日時：毎週月～金曜9:00～11:00
パーソナリティ：住吉美紀
特設サイト：https://www.tfm.co.jp/podcasts/bopro/
コンテンツ一覧
おすすめ番組
