江原啓之「不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数えましょう」
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。人生に前向きになる力を与えてくれる“ことば”を大切にしている江原が、現代社会でさまざまな物事に直面している人たちに温かいメッセージを届けます。
1月22日（日）の放送では、リスナーの皆さまから届いた「家族」に関するメールを紹介。江原がアドバイスを送りました。
＜リスナーからの相談＞
両親との関わり方について相談させてください。
私は幼い頃から“勉強すること、良い成績を取ること、親の期待通りに動くこと”で、親からの愛情を得ていました。年の離れた弟のように、ただそこにいるだけで抱きしめてもらえたり、キスをしてもらえたり、デレデレに愛してもらった記憶がありません。
私が小学生の頃の両親は、教育方針についてケンカばかりしていました。母親に「夫婦ゲンカをしないで」とお願いすると、「あなたのためを思ってやっているのよ」と言われ、「中学受験はしたくないので塾に行きたくない」と反抗すると、「あなたのために通わせてあげているのに、不良ばかりの友達ができても良いの？」と言われて泣きつかれたこともありました。
家族で出かけるときは、父の思うような団体行動をしないと怒鳴られるのが日常でした。なんとか場を和ませるためにおちゃらけキャラを演じて、息苦しくならないようにと気を配ったりもしていました。
今は結婚して幸せですが、主人と過ごしていくうちに、私の家庭は異常だったなと感じるようになりました。また、当時を思い出すと、子どもながら健気に振る舞っていた自分をかわいそうに思う気持ちが強くなり、先日、その気持ちを両親にストレートにぶつけてみました。
結果、玉砕しました。
父は、私の苦しい気持ちを理解しようとしてくれず、「塾の送り迎えもしてやった。毎晩、夜遅くまで勉強を見てやった。それでも責めるのか？ よっぽど俺のことが嫌いなんだな」とキレられました。母からは「何でそんなことが言えるの？」と泣きながらキレられました。
それ以来連絡を取っていませんが、以前よりも悔しさが増しているこの気持ちを、どう対処すれば良いのか分かりません。“「条件なしに可愛がってほしかった……」という気持ちを理解してもらいたい”という思いが消えません。どうしたら良いでしょうか。
＜江原からのアドバイス＞
江原：こういうことを「インナーチャイルド」とか言ったり、子どもの頃の心が今になって出ることはあると思うんです。でも今、立派な大人でしょ？（親が）いただけで良かったじゃない。私は（幼い頃に親を亡くしているので）親がいなかったけど、祖母がいたので幸せでした。施設（に入る）一歩手前だったんです。（幼少期に父を亡くして）15歳のときに母が死んでいるので。（歳が少し離れた）姉が後見人にならなかったら、私は施設入りだったんです。
奥迫：そういうことを考えると、お幸せですよね。
江原：そうなんですよ。（私も親に）抱きしめてもらったり、キスしてもらったりしていませんよ。今思えば、祖母が顔を寄せてきて、入れ歯がパカッて外れて「ばあちゃん、気持ち悪い」って言ったことはありますけどね（笑）。
奥迫：誰かしらに愛をいただいているんですね。
江原：だけど今、結婚もなさっているし、幸せなんですよね？ 昔、（美輪明宏さんと）やっていた番組「オーラの泉」で三輪さんも言いましたが、これはまさに「不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数えなさい」ということだと思うの。
奥迫：そういうことですね。ご両親が（相談者さんのことを）心配してケンカをしているわけで、やはりそこにも愛があるわけですよね。
江原：そうです。ちょっと歪んでいてもね。でも、悪気はないんだから。その時代の親って、みんなこうですよね。“与えてあげることが愛”だと思ってしまったりね。物とかね。だから、そういうことを理解してあげたほうがいい。そろそろ、相談者さんが大人になったらいいかなと。
奥迫：そうですね。愛されてきたんですからね。
江原：ここで、こういうことを言ってもらいたかったりするの。それで「そっか、愛されていたんだ」って思って、うれしくなったりするかもしれない。きっと、リスナーさんたちも「そうよ、そうよ」「あなたは幸せよ」って思っていますよ。そうやって、幸せを1つずつ噛みしめて、今ある幸せに感謝しましょうね。
●江原啓之 今夜の格言
「人は愛の電池で生きています」
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聴取期限 2023年1月30日（月） AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00～22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30～12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/
1月22日（日）の放送では、リスナーの皆さまから届いた「家族」に関するメールを紹介。江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
＜リスナーからの相談＞
両親との関わり方について相談させてください。
私は幼い頃から“勉強すること、良い成績を取ること、親の期待通りに動くこと”で、親からの愛情を得ていました。年の離れた弟のように、ただそこにいるだけで抱きしめてもらえたり、キスをしてもらえたり、デレデレに愛してもらった記憶がありません。
私が小学生の頃の両親は、教育方針についてケンカばかりしていました。母親に「夫婦ゲンカをしないで」とお願いすると、「あなたのためを思ってやっているのよ」と言われ、「中学受験はしたくないので塾に行きたくない」と反抗すると、「あなたのために通わせてあげているのに、不良ばかりの友達ができても良いの？」と言われて泣きつかれたこともありました。
家族で出かけるときは、父の思うような団体行動をしないと怒鳴られるのが日常でした。なんとか場を和ませるためにおちゃらけキャラを演じて、息苦しくならないようにと気を配ったりもしていました。
今は結婚して幸せですが、主人と過ごしていくうちに、私の家庭は異常だったなと感じるようになりました。また、当時を思い出すと、子どもながら健気に振る舞っていた自分をかわいそうに思う気持ちが強くなり、先日、その気持ちを両親にストレートにぶつけてみました。
結果、玉砕しました。
父は、私の苦しい気持ちを理解しようとしてくれず、「塾の送り迎えもしてやった。毎晩、夜遅くまで勉強を見てやった。それでも責めるのか？ よっぽど俺のことが嫌いなんだな」とキレられました。母からは「何でそんなことが言えるの？」と泣きながらキレられました。
それ以来連絡を取っていませんが、以前よりも悔しさが増しているこの気持ちを、どう対処すれば良いのか分かりません。“「条件なしに可愛がってほしかった……」という気持ちを理解してもらいたい”という思いが消えません。どうしたら良いでしょうか。
＜江原からのアドバイス＞
奥迫協子、江原啓之
江原：こういうことを「インナーチャイルド」とか言ったり、子どもの頃の心が今になって出ることはあると思うんです。でも今、立派な大人でしょ？（親が）いただけで良かったじゃない。私は（幼い頃に親を亡くしているので）親がいなかったけど、祖母がいたので幸せでした。施設（に入る）一歩手前だったんです。（幼少期に父を亡くして）15歳のときに母が死んでいるので。（歳が少し離れた）姉が後見人にならなかったら、私は施設入りだったんです。
奥迫：そういうことを考えると、お幸せですよね。
江原：そうなんですよ。（私も親に）抱きしめてもらったり、キスしてもらったりしていませんよ。今思えば、祖母が顔を寄せてきて、入れ歯がパカッて外れて「ばあちゃん、気持ち悪い」って言ったことはありますけどね（笑）。
奥迫：誰かしらに愛をいただいているんですね。
江原：だけど今、結婚もなさっているし、幸せなんですよね？ 昔、（美輪明宏さんと）やっていた番組「オーラの泉」で三輪さんも言いましたが、これはまさに「不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数えなさい」ということだと思うの。
奥迫：そういうことですね。ご両親が（相談者さんのことを）心配してケンカをしているわけで、やはりそこにも愛があるわけですよね。
江原：そうです。ちょっと歪んでいてもね。でも、悪気はないんだから。その時代の親って、みんなこうですよね。“与えてあげることが愛”だと思ってしまったりね。物とかね。だから、そういうことを理解してあげたほうがいい。そろそろ、相談者さんが大人になったらいいかなと。
奥迫：そうですね。愛されてきたんですからね。
江原：ここで、こういうことを言ってもらいたかったりするの。それで「そっか、愛されていたんだ」って思って、うれしくなったりするかもしれない。きっと、リスナーさんたちも「そうよ、そうよ」「あなたは幸せよ」って思っていますよ。そうやって、幸せを1つずつ噛みしめて、今ある幸せに感謝しましょうね。
●江原啓之 今夜の格言
「人は愛の電池で生きています」
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＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00～22:25
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出演者：江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/
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