伝説的なヘアメイクドレッサーだった男性が、親友の死と遺言がきっかけで
忘れていた情熱や本来の自分の姿を取り戻していくヒューマンドラマ。
主演はウド・キアー
監督・脚本はトッド・スティーブンス。
主役のパトリック・ピッツェンバーガーは実在の人物がモデルとなっています。
老人ホームで静かに余生を送っていたパトリック・ピッツェンバーガーは
かつてヘアメイクドレッサーとして活躍し〝ミスター・パット〟の異名を轟かせていました。
ある日、そんな彼の元に思わぬ依頼が届きます。
元顧客だったリタが「パットに死化粧を頼みたい」と遺言を残していたというのです。
リタへの複雑な思いから一度依頼を断りますが本能に突き動かされるように施設を抜け出すパット。
行く先々で訪れた思い出の場所や出会う人たちとの交流を通しながら、
少しずつ決意を固めていきますが、最後の最後まで彼の心は揺れ動くのでした。