江原啓之「人生に無駄はない。“摩擦”が生じると熱が出る…これが“愛”です」

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。人生に前向きになる力を与えてくれる“ことば”を大切にしている江原が、現代社会でさまざまな物事に直面している人たちに温かいメッセージを届けます。

1月22日(日)の放送では、リスナーの皆さまから届いた「家族」に関するメールを紹介。江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
先日、京都で一人暮らしをする大学3年生の長女から電話があり、こう告げられました。

「今まで『元気?』って尋ねられると、『元気!』って答えていたけど、本当は元気じゃない。入学してから、大学のスクールカウンセラーに通っていた」

と。その原因が私達夫婦にあると。さらに、

「小さい頃からパパの怒鳴り声を聞いたり、ママやおばあちゃんから文句を言われたりして嫌だった。長女として今まで頑張ってやってきたけど、もう無理だから来期は休学させてほしい」

「ママは自分の意見を曲げないし、だから自分の意見も言えなかった。パパと離婚してほしかったけど、子ども3人連れの中年女には、ろくな就職先もないだろうし、我慢していた。でも、もう限界。全てをリセットしたい」

と言われました。

私は「休学は分かった。パパにも内緒にする」と言いました。一昨年、夫が入院したのですが、長女は「何で死んでくれなかったの?」って思ったそうです。長女に友達はいますが、心を開いて話せるような友達はいないようです。

私は農家に嫁ぎ、必死にその日その日をやり過ごしてきました。子どもたちを大事にしてきたつもりでしたが、ひとりよがりだったようです。結納後、義父はくも膜下出血で倒れ、そのあと意識は戻りましたが、高次脳機能障害の後遺症が残り大変な同居生活でした。長男である夫も大変だったと思います。だから我慢してきました。

そのようななか、長女にはつらく当たってしまったという自覚がありましたが、まさかこんなにも苦しめていたとは……。

私は「直接会っていろいろ話しをしたい」と言いましたが、「来ないで」と言われました。どうしようもない親ですが、娘を救いたいのです。どう接したら良いのでしょうか? 江原さん、教えてください。よろしくお願いいたします。

<江原からのアドバイス>

奥迫協子、江原啓之



江原:協子さん、どう思われます?

奥迫:少し、一定期間(距離を)置くのもいいのかなと思います。お互い、愛があるんですよね。愛があるけど、こんなふうに言ってしまったって(距離を置いて考える)期間があると、そこで少し冷静に考えたりするんじゃないかなって思います。

江原:私もそう思います。そうはいっても休学するわけだから、お父さんに知られることにはなるでしょうし、家族会議はしなければならないと思うんです。人って時々すごくワガママを言いたくなるときがあると思うんです。幼い頃は特に。

よく、こういうメールをいただくことがあります。みんな白黒ハッキリさせて、すぐに解決したいんですよね。でも、相談者さんには申し訳ないけど「そのまま過ごしてください」って言ってしまうんです。例えば、お料理でもそうだけど、ちょっと寝かしたり、発酵させたりしますよね。白か黒か(に決めること)じゃなくて、愛ゆえの放置って必要なんです。

あとは、例えば娘さんに「ママは、そうやって事が過ぎればいいと思っているのよ!」ってあえて伝えたり。お父さんだって長男として育てられ、いろんな大変なことも知ってるわけですよ。切磋琢磨しているんです。だから、みんながもう一度、愛を確認し合うときだと思うんです。

大学卒業まで何年かかったっていいと思います。こんなことを言っちゃ悪いけど、大学なんか卒業しなくたって別に生きていけますからね。そりゃあ卒業したほうが、どちらかといえば良いけど、そんなの物質的な問題であって、いろいろ埋められますから。復学もできるだろうし。そのときは娘さんが自分で稼いで、自分のお金で(大学に)行かせればいいんですよ。

奥迫:そうすると、いろいろわかってきますよね。

江原:親の金で勉強しているうちは勉強しないから。私もそうでしたが、自分で稼いだお金で学校に行った人は、1つの授業でも休むと「もったいない」と思うから休みたくないわけ。私なんて音楽の学校に行き直したときは皆勤でしたよ。だって、休むともったいないんだもん。「いくらぶんだろう?」って計算したり(笑)。

奥迫:ありがたみもわかるということですよね。

江原:人生に無駄はない。摩擦が生じると熱が出るでしょう? これが愛ですよ。

奥迫:自分たちの思いの丈を摩擦し合って、意見を交換し合って、少し熟成してみると。何年か経ったときに、「あんなふうに言い合ったね。そして、今はこうなった。ありがたいね」って思える日がきますよね。

江原:それが宝だと思います。

●江原啓之 今夜の格言
「人は愛の電池で生きています」

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聴取期限 2023年1月30日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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