シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「福のラジオ」。2月4日(土)の放送では、先月29日にお亡くなりになったロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」のギタリストの鮎川誠さんへの想いを語る場面がありました。
福山雅治
東京都中央区のゆうきさん(28歳・会社員)は、福岡県から上京してきました。同郷のロックスターとして鮎川さんのことを知ったのは、福山さんがきっかけだったと言います。
「ましゃがきっかけで鮎川さんを知り、黒のレスポールが似合う何てかっこいい方なんだろうと思っていました。ましゃと共演されたCM では、まるで少年のように楽しそうにギターを弾くお二人の姿が印象的でした。私は福岡出身なので、鮎川さんが地元のテレビやラジオ番組に出たときは、ロックスターなのに近所の気さくなおじさんのような雰囲気も持ち合わせた、そのお人柄にも大変惹かれました。偉大なミュージシャンの訃報は悲しくて寂しいです」
福山さんも「ショックです」と胸の内を明かしながらも、このような言葉で鮎川さんへの想いを語ってくれました。
「僕のエレキギターの出発点である鮎川さんが、肉体としては存在しなくなったということが本当にショックです。だけど同時にこうも思いました。鮎川さんが亡くなっても、鮎川さんが弾いていらした何本かのレスポール――メインで使用されていたのは1969年製のレスポールカスタム――そのギターはこの世に残り続けますし、おそらくこれからも誰かが弾く機会があると思います。
ただ、同じギターであっても鮎川さんと同じ音にはなりません。これはどんな楽器でもそうです。どんな名器でもその人が弾かないとその人の音にはならない。鮎川さんの手で奏でられたその音こそが、鮎川さんのミュージックであり、ロックンロールであり、そのサウンドこそが永遠に残っていくものなのです。
レスポールカスタムとともに鮎川さんが発明された数々のフレーズやサウンドが、これからも多くの人の心の中に“命”となって残り続けることでしょう。それが音楽の力なんだと思いましたし、改めて音楽というものについて深く考えさせられました」
福山さんがチョイスしたのは、自身がティーンのころに夢中になった、鮎川さんが在籍した伝説のバンド「サンハウス」のご機嫌なナンバー「ロックンロールの真最中」。2002年にリリースした「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック『The Golden Oldies』でカバーをしたことでも知られている曲です。
「脈々と鮎川さんの音楽が受け継がれていくということで言えば、鮎川さんのロックンロールは永遠に“真最中”と言えるのではないでしょうか」
その言葉に、福山さんの鮎川さんへのあふれる想いと、アーティストとしての覚悟の両面を感じたのでした。
それでは、次週2月11日(土・祝)の「福のラジオ」をお楽しみに!
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聴取期限:2023年2月12日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/