お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く（＝エウレカ）思い入れのある場所」へと案内していきます。1月21日（土）放送のお客様は、松村邦洋さんです。ここでは、ビートたけしさんのモノマネをするようになったきっかけについて伺いました。

松村邦洋さん

1967年生まれ、山口県出身の松村さん。大学生の頃、バイト先のテレビ局で片岡鶴太郎さんに認められ芸能界入り。ビートたけしさんをはじめとする、従来にないものまねで一躍有名になる。特に高田文夫さんのものまね「バウバウ」は、ものまねの域を超えた定番ギャグとして若者の間でブームに。

バラエティ番組「進め！電波少年」（日本テレビ系）では松本明子さんとともに司会をつとめ、それまでのテレビの常識を覆す挑戦的な数々の企画で人気を博しました。また、大の歴史通としても知られており、特にNHK大河ドラマにまつわる知識も豊富。著書には『松村邦洋「鎌倉殿の13人」を語る』『松村邦洋 今度は「どうする家康」を語る』（プレジデント社）などがあります。

TOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」ゲスト：松村邦洋さん

◆ビートたけしとの初対面で…

川島：ビートたけしさんのものまねをしたのは、いつ頃なんですか？

松村：僕が中学校2年生ぐらいのとき、たけしさんが映画「戦場のメリークリスマス」で坊主にされたんです。僕は中学生のときに坊主だったので、周りから「似てる！」って言われて。

川島：まず顔が似ていたと。

松村：「こんばんは、ビートたけしです」って言っただけで、みんなから「100点！」と言われたので、俺はたけしさんに顔が似ているのかなと思って。（ものまねは）そこからですね。

川島：実際に、たけしさんとお会いしたのはいつ頃ですか？

松村：「オレたちひょうきん族」（フジテレビ系）に出演していた鶴太郎さんに挨拶へ行ったときだったと思います。そうしたら鶴太郎さんから「たけしさんのものまねがうまいんですよ、ちょっとやってみろ」って言われて、たけしさんの前でやったんです。

川島：いきなり本人の前で!? たけしさんは、なんておっしゃったんですか？

松村：「俺、そんなか。俺、おもしれぇな」って（笑）。

川島：（笑）！ 当時のたけしさんって、ちょっと怖さもあったのでは？

松村：ありましたね。

川島：（当時、たけし）軍団の人もいるなかで、たけしさんのものまねをするなんて……っていう空気はなかったんですか？

松村：いえ。たけしさんが優しい方で良かったです。芸能界に入ってから（お金がないので）同じ服を着続けてたけしさんのものまねをやっていたら、「お前、同じセーターしかねぇのか。来い、バカヤロー！」って言われて、たけしさんのマンションに呼んでいただいたんです。「好きなだけ着ろ」って300着ぐらい、たくさんの服をもらいました。

川島：その服を着てテレビに出ていたんですか？

松村：そうですね。

川島：だからか！ たけしさんっぽい服ばかり着てはったなあって思っていたんですよ。

松村：ありがたいですね。

川島：だいぶかわいがってもらったんですね。

松村：本当ですよね。あと、僕は軍団じゃないのに「あのリアクションはダメだよ。アレはなあ……」って細かく教えてくれましたからね。

次回2月11日（土）のお客様は、人気漫画「BLUE GIANT」の作者で漫画家の石塚真一さんです。

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＜番組概要＞
番組名：SUBARU Wonderful Journey ～土曜日のエウレカ～
放送日時：毎週土曜 17:00～17:55放送
出演者：川島明（麒麟）
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/