家入レオ 玉置浩二のライブに感動「音楽の力って、ありとあらゆるものを超えてくるんだな」

ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。2月11日(土・祝)の放送は家入レオさんが登場。思い出に残っているライブ、さらには、2月15日(水)発売のアルバム『Naked』について語ってくれました。


ジョージ・ウィリアムズ、家入レオさん、安田レイ


◆家入レオの心に響いた玉置浩二のライブ

――家入レオさんが思い出に残っているライブはなんですか?

家入:玉置浩二さんのライブです。去年の2月に東京国際フォーラム(ホールA)でやられていていたライブ(「billboard classics 玉置浩二35th ANNIVERSARY LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2022 “Arcadia -理想郷-”」)に行かせていただいたんですけど、フルオーケストラがいるのに、最後の曲とかはマイクなしで歌われていたんですよ。それがもうすごすぎて……“魂の色”が見えました。

――それは、何色でしたか?

家入:青白かったです(笑)。本当にすごくて“音楽の力って、ありとあらゆるものを超えてくるんだな”って思えるぐらい心に響きました。

――“マイクなし”というのは、そんなに珍しいことですか?

家入:フルオーケストラと一緒となるとなかなか……やっぱり、声が負けてしまいますし、クリックとかもない状態なので、よほど自分のリズム感覚がしっかりしていないと……(玉置さんは)結構な緊張感のなかで歌われていたと思いますね。

◆4年ぶりの新作は死ぬ前に聴きたい1枚に

――ニューアルバム『Naked』は、約4年ぶりのアルバムなんですね。どんな4年間でした?

家入:最近まで悩んだり、迷ったりすることが多くて、結果的にアルバムをリリースするのが4年ぶりになっちゃったんですけど、真っ暗なところから“やっぱり自分には音楽(が必要)なんだ!”って答えを見つけるまでの過程を1曲1曲、形にすることができたので、自分のなかでは“死ぬ前に聴きたい1枚”になりましたかね。

――この4年間、音楽以外のこともしていたんですよね。

家入:そうですね。私は10代でデビューして、周りの友人や同世代の人が結婚・出産したり、転職したり、東京に出てきていた人が地元に帰ったり、自分の新しいステージに進んでいく人たちを見てきて、そのときに“自分は本当に音楽を続けていけるんだろうか?”って迷いが出てきちゃったんです。

音楽は大好きなんだけど“向いていないのかな……?”って思ったときに、保育士のボランティアを少しだけやらせていただいたんです。そこでの体験を通して、やっぱり、歌を歌うことが今の私にできることなんじゃないか、と思って今回のアルバムができました。

――音楽から離れたことで、気づけたことがあったんですね。

家入:そうですね。(保育士のボランティアでは)2歳児のクラスをお手伝いさせていただいたんですけど、子どもたちが遊んでいるときに、汚れないようにブルーのビニールシートを部屋に敷いたら、それを見た子どもたちが「先生、海が広がっているね!」と言ったんです。

私は早くにデビューしたので“いろいろな体験が伴っていないんじゃないか”っていうコンプレックスがあって、表現活動している人、飲食をやられている人、お勤めしている人、って勝手に分けてしまっていたんですけど、そのときに“人の心はみんな同じだ!”と思って。

みんなからうれしいことを言われたら幸せになるし、悲しいことを言われたら傷つきもする。だから私は、私の人生に正直になって、それを歌にしていけば大丈夫という自信を、今回の体験を通してもらうことができたんです。だから、すごく濃いアルバムになったと思います。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2023年2月19日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒ 詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/cdj/