文教大学 Presents 誰かに話したくなる英会話。
このコーナーでは、文教大学・阿野幸一先生と一緒に、今日覚えて、すぐ誰かに話したくなっちゃう英会話を学んでいきます!

日本人の英語学習者が難しいと感じていることの一つ、冠詞の aと the の使い分けについてです。
多くの方は a は「一つのものにつく」と覚えていますよね。
実はこれが混乱する原因とも言うことができるんです。基本ルールとしては、theは一つに決まるもの、aは、いくつもあって、一つに決まらないもの。
このように考える必要があります。
「私に写真を見せて」というときに
Show me the picture,
と言ったとします。
ここではthe を使っているので、すでに話題に上っている写真のことで、
「今話しているその写真を見せてよ」という場面で使います。
まさに一つに決まる特定の写真です。
それに対して
Show me a picture.
という場合には、何枚もある写真の中から「どれでもいいから、一枚写真を見せて」ということで、どんな写真でもいいことになります。
見せてもらう写真は確かに1枚ですが、見せてもらう写真の候補はたくさんあるわけです。
「ダレハナ」をたくさんの方に聴いていただきたい!
そんな時には
Listen to the program.
とtheを使っていうことで、この番組のことを言っていることになりますが、
もし…
Listen to a program.
といったら、「たくさんある番組の中のどの番組でもいいから聞いてみて」ということになってしまいます。
aは「いくつもあるもの」という感覚のお話でした。