TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。2月15日(水)放送のお客様は、政治学者・三浦瑠麗さんと脳科学者・茂木健一郎さん。ここでは今大切にしていることや、今後の日本の課題について語り合いました。
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(左から)三浦瑠麗さん、茂木健一郎さん
◆「生き方」を見直すチャンス
茂木:世間では瑠麗さんが、これからどうやって生きていくのかなとか言われていますけど、これからやりたいことって?
三浦:本を書く時間ができたから、今推敲しています。
茂木:どういったテーマで?
三浦:子育てと庭について(最近まで)書いていたんですよ。あとは料理とか。今はじっくりと推敲している。私って推敲にすごく時間をかけるので。
茂木:一方で、「孤独の意味も、女であることの味わいも」(新潮社)は一気に書いたんでしょう? 3週間ぐらい?
三浦:あれは10日間ぐらいで書いた。
茂木:夏目漱石の「坊ちゃん」みたいな。あの執筆で何か解放された感じだ。
三浦:そうそう。
茂木:じゃあ、今は本をじっくり書く(期間)?
三浦:本も書くし、個人としてもうちょっと強く生きていかなきゃなっていうのもある。いろんな事件とか大病とかが起きるときって、「生き方」を見直すチャンスじゃないですか? 朝ごはんを毎朝作って子どもと食べていたけど、夜(一緒に)食べる時間は少なかった。だから、最近ではけっこう一緒に食べるようにしている。
◆個々の力を持つことが日本の課題?
茂木:最近タイに行かれたみたいですけど、これからの日本ってどうですか? どういうところが変わっていかないといけない?
三浦:大企業って難しいなって思いますね。もちろん、すごく頑張っている人がいるのは事実なんだけど、個人としての日本人って別に日本人的な特性があるわけじゃないから。日本人的特性って、だいたい組織じゃないですか? バンコクに行ってパワーを感じたのは、みんな一人ひとりが(特性がある)。
茂木:そうか。一人ひとりの力をもっと出さないとダメだってことね。
三浦:そうだと思いますね。あとはやっぱり、外国に行くのが好きなのは、周りの人が何をしているのかみんなあまり気にしていないんですよ(笑)。たとえば、レストランに入っても日本人ってけっこう周りを気にするじゃないですか。タイには秘書と一緒に行ったんですけど、彼女もすごく解放されていましたね。
茂木:へー、タイに行ってよかったですね!
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/