2020年昨年の7月、猛烈な雨に見舞われた熊本県南部。
球磨川が氾濫するなど甚大な被害が発生しました。
その時の豪雨で、熊本県球磨村の渡小学校も被害を受け、体育館にあったグランドピアノが水没。
復興にかけつけた、兵庫県尼崎市のボランティアチーム「MOVE」が、被災した渡小学校の体育館に横たわっていたグランドピアノを修復させたいと、クラウドファンディングを募り、遠藤さんに修復を依頼。
2021年3月、蘇ったピアノは「希望のピアノ」と呼ばれ、
お披露目会で演奏をさせてもらいました。
実は今、渡小学校の校舎と体育館は濁流に飲み込まれ、使えない状態。
生徒たちは、現在も仮設校舎で学校生活を送っています。
その渡小学校の校舎が解体されるということで、「希望のピアノ」が修復後、初めて渡小学校に戻りました。
お披露目会で演奏したご縁から、今回、お声をかけていただき、渡小学校で「希望のピアノ」を弾いてきたんです。
2月19日に行われた【渡小学校校舎解体セレモニー ありがとうさようならの会】
渡小学校を残すかどうか議論していたのですが、解体が決定したのでセレモニーをすることにしたそうです。
解体する前に「希望のピアノ」を学校に会わせてあげたいとの思いから、
渡小学校にピアノを運び込み私が呼ばれ演奏することに。
そして、いよいよセレモニーの当日を迎えることになったんですが、ずいぶん前から2月19日の天気は雨の予報。
でも、場所を変えたのでは意味がないということで、運動場にテントを張り、雨水をバケツですくって運んできた土を均すなど、 関係者が総出で準備をして、なんとかセレモニーを開催することが出来ました。
仮設で造られたステージの上に乗せられたピアノも、大きなテントで雨から守られていました。
ところが、テントが視界を遮り校舎が見えなくなっていました。
プログラムが進み、いよいよ私の演奏という時に、なんと雨が止んで晴れ間が見えてきたんです。
「テントを外しましょう」ということになり、 急遽、ステージ上のテントを撤去ることに!
「奇跡のピアノ」が見つかった体育館をバックに演奏することが出来ました。
最後は参加者が渡小学校の校歌を歌うという素敵なセレモニーになりました。
********************************
番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。
「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。
「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。
エピソードと一緒にご紹介します。
被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、
震災でピアノを失った方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。
お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。
関連タグ