市川美絵がパーソナリティをつとめるJFN系列で放送されているラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。3月2日(木)放送のコーナー「若新雄純の『無責任相談所』」では、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)がリスナーの質問に答えました。
木曜レギュラーパートナーの若新雄純
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日紹介したのは、政府が示した「マスクの着用ルール」について、若新の見解を聞きたいというリスナーからのメッセージです。
<リスナーからの質問>
最近話題になっているマスク着用問題。政府は、なぜ「個人の判断に委ねる」と回答したのでしょうか。どう考えても混乱が起きますよね? 若新さんはどのようにとらえているのか聞いてみたいです。
◆「マスク着用」個人の判断に…果たしてどうなる?
政府は新型コロナウイルス対策としてのマスク着用について、3月13日(月)から屋内・屋外を問わず「個人の判断に委ねる」方針を決定しました。
若新は「政府は、(マスクの着用ルールについて国民が)“困惑”するかもしれないけど、“混乱”まではしないだろうと、たかをくくっているのではないか」と推測。“個人の判断に委ねる”とすることで、「マスクを着ける人、着けない人がいても良いと思うし、それに対して議論があってもおかしくないけど、おそらく日本人の多くは『個人の判断』と言われながらも、周囲の様子をうかがいながら、困惑しつつもその時々で、“これ”という静かな合意をし始めると思う」と予測します。
また、教育現場での「マスク着用ルール」については、子どもたちの“不安”をなくすための方針を決めるべく議論している学校もあります。
これに若新は「(マスク着用に関する方針を学校が独自に打ち出すことにより)“みんなと同じ行動ができる”という安心はあるが、個人の判断は認められていないということ。(個人の判断に委ねた際に)必要なのは、そういう安心ではなくて、“人とは違う判断をしても良い”という安心のほうが大事だと思う」と主張します。
続けて「3月13日(月)からマスクの着用が“個人の判断”になると、まず、“みんなはどうするんだろう?”と周りを見ると思う。そして、個人の判断に任せた結果、3月下旬ぐらいには、“みんなはこういうふうにした”という傾向が見えてくる。政府はそれを見て、『個人の判断に委ねた結果、みなさんはこっちを選ばれたようなので、その方向で行きたいと思います』と言うための猶予期間を設けているのだと思う」と持論を展開。
さらに「新型コロナウイルスは目に見えるものでもないし、いろいろなデータはあるかもしれないけれど追い切れていないし、3月中旬時点でどっちが正解なのかわからないのではないかと思う」と、その判断の難しさについて言及しつつ、「それはある意味では、誰も傷つかない合意の作り方ではあるけれど、物事を判断するには時間がかかり過ぎということなんじゃないでしょうか」と自身の見解を述べました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/38286