スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。

3月12日（日）の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた「モチベーションの上げ方」に関するメッセージを紹介。江原が“ことば”を届けました。

江原啓之

＜リスナーからの相談＞
私は正社員として働いており、今年で9年目になります。正直、仕事ができません。その上、独身の実家暮らしで、なんだか引け目を感じています。世間的にも下に見られますよね。

結婚願望もなく、これといって野望もありません。こういうことが、仕事場でも嫌なオーラを放ってしまっているのかな、と思います。人が褒められるのを見れば見るほど自分に自信がなくなり、どうでもよくなり、やる気がなくなってきている状態です。

どうしたらモチベーションが上がるのでしょうか。何かアドバイスをいただけたら幸いです。

＜江原からのアドバイス＞

（左から）奥迫協子、江原啓之

江原：たくさんの働く女性を見てきた協子さんから見て、いかがですか？

奥迫：やる気がなくなっているのは、ワクワクしていないということですよね？ 人って必ずワクワクすることがあると思うんです。このワクワクしていることが仕事になったら素敵じゃないですか。
大きなことではなくても、例えば「私、お裁縫をするとすごく楽しいの！」とか「細かい作業するとワクワクしちゃうの！」とか。

私は、人がきれいになることで喜ぶ顔を見られると、すごくワクワクするんです。私の場合、これといって技能があったわけではないし、「自分にとって何がワクワクするのか？」と考えたときに、「光っている女性って素敵だな」と思ったんです。それが仕事になっていったところもあるのでは、と考えています。

江原：協子さんみたいな方が、世のなかにたくさんいたらいいですよね。私は、この相談者さんの気持ちもわかるんです。少し笑ってしまったのですが、「これといって野望もありません」という部分。「野望がないとダメ」みたいな話ですよね。でも、高度成長期の時代とかは、みんなそうだったんですよ。さっき協子さんがおっしゃっていた、「お裁縫をしているとワクワクする」みたいなことが「そんなこと……」と言われていた時代です。だから「恥ずかしい」とか「引け目を感じる」とか「世間的にも下に見られますよね」とか考えてしまう。

奥迫：高度成長期は、物質的な豊かさとか、どれだけお金を稼げたかとか、そこに価値を見出すのがトレンドだったんですよね。

江原：相談者さんは、その洗脳をされてしまっている。だからやっぱり、そこから“自分のお祓い”をしないと変えられないと思います。
協子さんがおっしゃる「ワクワク」ということで申し上げると、「ワクワク」は自分の内面の話なんです。相談者さんは「他人からどう見られるか」なんです。自分が喜んでいる分には、人がそれにとやかく言う権利はないんですよ。

奥迫：そうなんですよ！

江原：相談者さんは普通に働いていて、（人に恥じるような）悪いことはなにもないでしょう？ 別に野望なんてなくたって、例えば朝、パンを焼くのがすごく楽しくて生きがいを感じるとか（そういうことでいいのです）。

私も、今の楽しみは「飼い犬」と「食事」の2つです。飼い犬は「大我」という名前なのですが、大我を毎日見ているだけで幸せになります。それと、笑われるかもしれませんが、夜寝るときに「朝、何食べよう？」って考えるのが、すごく楽しみなんです（笑）。「ご飯を炊いて、あとは、いただいた蒲鉾（かまぼこ）を食べよう」とか「いい納豆を買っちゃったから食べよう～」とか思うのが、すごく楽しみなんですよ。

奥迫：それがオーラとなって、家族や周りの人を幸せにしますよね。自分が幸せであることが、人に伝わり、広がっていきますからね。それが得意分野になって、仕事になっていく人もいますからね。

江原：だから、“他人からどう見られるか”という点で幸せは測れません。“ワクワクすること”は、いろいろあるのだから。

●江原啓之　今夜の格言
「他人（ひと）を差別する人は自分を差別します」

＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00～22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30～12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/oto/