お店ラジオ supported by スマレジ|野菜炒め専門店「肉野菜炒めベジ郎」。ありふれた商品を“特別”に変えて、食べログアクセス数1位に！|AuDee（オーディー）

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2023/3/19野菜炒め専門店「肉野菜炒めベジ郎」。ありふれた商品を“特別”に変えて、食べログアクセス数1位に！

『お店ラジオ』にようこそ！
今週も、三戸政和さんがお休みのため、代打パーソナリティのアンジャッシュ渡部建さんと、スマレジ代表の山本博士さんでお送りしました。
そしてゲストは、渡部さんの推し店舗！「肉野菜炒めベジ郎」を運営する、株式会社フードサプライ代表取締役社長、竹川敦史さんでした。
実は、渡部さんが自粛期間中によく行っていたお店が、この「肉野菜炒めベジ郎」なんです。

株式会社フードサプライは、野菜の卸売業をやっていて、都内を中心に5000店舗ぐらいの飲食店に毎日野菜を届けています。
そんな卸業者が飲食店をオープンしたのは何故だったのでしょうか。竹川さんはこう語ってくださいました。
「ベジ郎をやった思いとしては、一番は野菜の消費量を上げたいと思ったこと。よくあるんですよね、九条ネギが余っちゃったとか、ミョウガが余っちゃったとか、じゃあ飲食店に買ってもらおうとすると、メニューインするまでに多分一ヶ月以上かかるんですよ。…ということは、余ったものは絶対に消費されないんです」。
そこで、野菜を活用できるお店を自ら作ったと言います。
株式会社フードサプライのお客さまは飲食店。「お客さまと農家さまの発展が最大のテーマ」と語る竹川さんは、「10店舗ぐらいやると、フードレスキュー的な要素が作れるんじゃないかと思った」とのこと。
実際、一般的な飲食店で消費される野菜は5キロから10キロと言われているそうですが、「肉野菜炒めベジ郎」では一番売上のある店舗で300キロも消費しているそうです。これはすごいですよね！

当初、野菜炒め専門店をオープンするにあたって、「周りの99%が流行らないでしょって言うんですよ。社内は絶対的に反対だった」と竹川さん。
しかし、竹川さんには確信がありました。
「ありそうで無かったことって、流行るんじゃないのかな？って。中華料理屋さんに行ってセットを見たときに、野菜炒めって、人気メニューで絶対に一つはあるんですよ。人気メニューなのに、なんで専門店がないんだ？という確信があったんですね」。

その狙い通り、「肉野菜炒めベジ郎」は一時期、食べログのアクセス数が日本で１位に！
渡部さんも「これは相当すごい」と言っていました。
また、お店の人気ぶりについて、こんなお話も出ましたよ。
「行列に並んでいたら、昼の番組の取材がきて、自粛期間中に危うくテレビに出そうになったことがあるんです、ホントに（笑）」とのこと。
危なかったですね（笑）それぐらい今、人気のお店なんです。

では、人気のポイントは、単に「ありそうでなかった野菜炒め専門店」ということだけなのでしょうか？
渡部さんが驚いた点は、その具材。「野菜炒め専門店だから、ヘルシー志向の方がターゲットなのかと思っていたら、唐揚げなんですよ！」。
これに対する竹川さんのお答えは…
「野菜炒め専門店を作るときに、流行ると思ったとはいえ、商品力がないと流行らないじゃないですか。その商品は、野菜炒めという非常にありふれた商品である…と。ありふれた商品を、特別な商品に変えないといけないんですね。外食が流行る要素として、“家庭でできない”ということだと思うんです。野菜を大量に消費する野菜炒めって、家庭のフライパンじゃできないので、強火力で炒める野菜炒めだよってところで、まず外食の要素を入れているわけですね。それプラス、揚げ物って家庭でしにくいので」とのこと。
野菜の中身を変えても、それほど味は変わらない。じゃあ、肉を変えよう！となったそうです。
ちなみに、「肉抜き」や「ご飯なし」も可能とのことで、ガッツリ食べたい人とヘルシーに食べたい人、一つのメニューでどちらの層も取り込むことができています。

現在、4店舗を展開する「肉野菜炒めベジ郎」ですが、今後増やしていく予定はあるのでしょうか。
「1号店をオープンしてから、まだ1年なんですけど、この次の1年で10店舗以上にはしたいと思っています。基本的に僕らは野菜の卸売業なので、野菜の量の最大化を図りたい。なので直営店は、伸ばす気はないんですよ。飲食店のお客さまがやりたいと言うのなら、ある程度どの立地でも頑張っていこうかなと思ってます」。

竹川さんにとってお店とは、「生産者と消費者が笑顔になれる場所」とのことで、今後ますますの展開を期待しています！

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