スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
3月12日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた「モチベーションの上げ方」に関するメッセージを紹介。江原が“ことば”を届けました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
現在高校2年生で、もうすぐ受験生です。大学には行きたいけれど、正直あまり勉強が好きではありません。そのため、なかなか勉強にも身が入りません。
自分の将来のことなのに、こんなに怠けてしまうなんて親にも悪いし、自分に対しても失望してしまうことがあります。たまに、将来のことを考えて何も手につかないときもあります。
どうすれば、もっと頑張ろうと思うことができるでしょうか?
<江原からの回答>
奥迫暁子、江原啓之
江原:「大学には行きたいけれど、正直あまり勉強が好きではありません」と書かれていますが、世のなか勉強が好きじゃない人のほうが、ほとんどだと思います。もともと大好きって方もいますが。相談者さんは、大学には行きたいけれど、明確に行きたい大学がないんでしょうね。例えばキャンパスライフだけ考えて「あの大学は素敵だな」とか、そういう気持ちはあるかもしれないけど、「何を学ぼう」というのがわからない。
でも、申し訳ないけれど私は、これぐらいの若い人が自分の(これからの)人生を決めるような勉強なんて、わかるわけないと思います。なので、とりあえずどこか学部に入っちゃいましょう。文系か理系か、この2つくらいに分けて考えて。
奥迫:もっと軽やかに。
江原:そうそう。音楽や美術のような専門的なものは別ですが、そうでなければ、まず「自分は文系かな? 理系かな?」ぐらいで(決めてしまう)。それでも、どうしてもわからなかったら、どこかの大学に(とりあえず)入る。明治、早稲田のようなブランドのある学校に入ろうと思うと、なかなか苦労しますよ。それは大変ですが、それはそれで勉強に身が入るでしょう。ブランドがほしいというのも、若いうちは別にそれが良いとか悪いとか言うべきことではないと、私は思います。やりたいようにやりなさい、と。
それと、相談者さんの「親にも悪いし」という言葉。もちろん、親に対する不誠実はダメですよ。ダメですが、甘えられるフィールドがあるのならば、ある程度は「甘えちゃえ」と思うんです。なぜならば、子どもが親を選んで生まれてきます。その家を選んできているのだから、そこにその余裕があるんだったら「すみません、今は甘えさせてください!」と言って(甘えておく)。先々は恩返しの日々かもしれないからね。
それも自分自身に与えられた、自分の決めた、自分で選んできたフィールドなんです。だからこんな若いときくらい、甘えればいいじゃないかって思う。それがどうしても叶わない人も世のなかにいるんだから、その場合には「自分で頑張ります!」と思ってやればいいわけです。そうすると、何年かけたって良いじゃないですか。私だってオペラ歌手をやっていますが、歌を始めたのは30歳からですよ? 昔から歌をやりたいと思っていたけれど、自分では学ぶお金がなかったから。
奥迫:そうですよね。高校生の頃は、やりたくてもできなかったわけですよね。
江原:自分で働くようになって、自分のお金を学費にしてやってきました。いろいろな道があるのだから、あまり難しいことは考えないで。「将来のことを考えて何も手につかないときもあります」だなんて、もったいない! “妄想族”になるべきです。
奥迫:妄想だったら、いくらでもできますもんね(笑)。
江原:「こんなこともできちゃったりして?」「あんなこともできちゃったりして?」という、楽しい妄想。妄想で生きればいいの。そうは言っても、希望を持てないような人が多くてね。
全然関係ないのですが、うちの近所に「働いたことがない」っていう人がいるんです。お金持ちで、働く必要がないの。
奥迫:それもなんかね……。
江原:でしょう? 気の毒だなぁ、って。
奥迫:働く喜びってありますもんね。そこで人と出会ったり……。
江原:だから、見ていて幸せそうじゃないんです。人って「はぁ~今日もダメだった……会社どうしよう?」とか、みんな悩むけど、それが刺激ってことがありますよね。
奥迫:そうなんですよね。江原さんはいつも「人生は体験・感動の旅」とおっしゃっていますものね。お金があれば何もしなくていい。でも、体験も感動も得られない。
江原:全くそのとおりです。相談者さんには、将来のことを考えて何も手につかないのではなく、嬉しくて何も手につかないようになってほしいです。「どうすれば、もっと“頑張ろう”と思うことができるのでしょうか?」とおっしゃいますが、頑張らなくていいです。私ね、おいしいものを食べているとき、頑張って食べていないですもん(笑)。
奥迫:本当に。自分の好きなことって、自ら進んでニコニコして、ワクワクしてやっていますものね。
江原:そう、なりふり構わず。昨日も、おまんじゅうを食べました(笑)。食べ終わった後に、自制できなかった自分にちょっと落ち込みましたけどね。
奥迫:喜怒哀楽を味わうのも人生ですもんね。
江原:「いくらでも道は開けるよ」ということを、絶対忘れないでほしい。若い人も年齢を重ねた人も、「もう遅い」じゃなくて、必ず道は開けます。
●江原啓之 今夜の格言
「他人(ひと)を差別する人は自分を差別します」
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聴取期限 2023年3月20日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/