今年の3月11日は、いわきで迎えました。
2021年以来の、いわきとなりました。
2020年から、いわき伝承みらい館で展示されている「奇跡のピアノ」。
震災の被害を受けたピアノでしたが、
スマイルピアノ500の活動でもお世話になっている調律師の遠藤さんの尽力で、
見事に蘇った「奇跡のピアノ」。
折に触れ、その「奇跡のピアノ」を弾かせてもらってきましたが、
どんどん音色が力強くなっているんです。
人の手に触れることで音色が成長していることを感じました。
そして今回、いわき伝承みらい館で3月11日に行われた
「奇跡のピアノ ミニコンサート」では、
奇跡のピアノを蘇らせた調律師・遠藤さんの娘さん、
遠藤優衣さんのフルート演奏と共演させてもらいました。
遠藤優衣さんは4歳でピアノをはじめ、中学・高校ともに吹奏楽部でフルートを担当。
中学2年の時に東日本大震災に遭い避難生活が始まりました。
福島県立湯本高等学校進学後は仮設校舎で、部活動の練習時間が限られたなか、
吹奏楽コンクール3年連続全国大会出場。
昭和音楽大学修士課程修了、フルート奏者として活動しています。
午後2時46分、サイレン音とともに黙祷がささげられ、
午後3時に「奇跡のピアノ ミニコンサート」がスタート。
午後3時、4時30分、6時30分の3回行われました。
「微笑みの鐘」「朝日のあたる家」「花は咲く」
当日は、WRCで佐々木朗希投手が先発するということで、
ピアソラの「リベルタンゴ」の前にジャー二―の「セパレートウィズ」を演奏。
遠藤優衣さんのフルートとは、ドビッシーの「亜麻色の髪の乙女」と、
フォーレの「シチリアーノ」「ふるさと」を共演させてもらいました。
遠藤優衣さんは震災当時、12歳・中学2年の時で、
大きな地震の揺れが今でも記憶に残っているそうです。
いわきの為に何かしたいという気持ちがずっとあり、
今日、音楽の力で皆さんの心を癒せたらと思いながら活動されています。
いわき伝承みらい館で、
3月11日に「奇跡のピアノ ミニコンサート」を開催したのは、2021年以来2度目。
何年経っても、祈りを捧げる想いは変わりません。
震災の記憶は伝えていかなくていけない記憶だと感じます。
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