小野大輔、カーボンかクロモリかで悩む「僕は伝統的な形とか、オシャレな自転車が好きみたい」

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。3月12日(日)の放送は、前回に引き続き、声優の小野大輔さんをスペシャルゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)パーソナリティの野島裕史、小野大輔さん



◆小野大輔の自転車に関する悩みとは?

野島:スタジオには前回に引き続き、スペシャルゲストに来ていただいております。

小野:“自転車お悩み声優”の小野大輔です!

野島:“自転車お悩み声優”ということで、そのお悩みとはなんでしょうか?

小野:新しい自転車を購入しようと思っているんです。

野島:おっ、いいですね~。今は入門モデルの「Cinelli(チネリ)」のロードバイクで、乗っている年数も結構長いんですよね。

小野:長いですね。もう5~6年は経っていて、愛着も湧いてきているんですけど、そろそろって気もするんです。なので、新車購入にあたっていろいろとご教示いただきたいんですけど、まず僕のなかでは2つの道があるんです。(今は)アルミロードなんですけど、カーボンにするか、クロモリにするか……迷っています。

野島:渋いところにきたね! 普通はカーボンにいくんだけど、あえてクロモリも考えていると。

小野:これには理由があって、「弱虫ペダル」で僕が演じているキャラクター、銅橋正清が乗っているのが(カーボンの)S-WORKSなんですよ。でも、調べてみたらS-WORKSってめっちゃ高いんですよね(苦笑)。

野島:高いよね。フレームだけで100万円近いものとかもありますから。

小野:そうなんですよ。だからS-WORKSが欲しかったんですけど、自分にはトゥーマッチかなと思うところもあって……。で、もうひとつは(今乗っている)Cinelliの系譜。Cinelliのスーパーコルサがいいかなと。

野島:なるほどね! スーパーコルサはクロモリで、クロモリというのは“クロムモリブデン鋼”の略。要は昔ながらの鉄なんですよね。100年以上前に登場した自転車の伝統的な形。車で言えばクラシックカーのような、何とも言えない雰囲気があるんですよね。

小野:そうなんです。伝統的な形のなかでも一番有名で「スーパーコルサっていいね!」って言う先輩方も多かったんですよ。

野島:(スーパーコルサは)シンプルだし、オシャレな感じもするしね。

小野:オシャレさで言えば、スーパーコルサ一択でしたね。カタログを見ていてめちゃくちゃかっこいいなって思ったし。でも僕は銅橋だし、カーボンも乗ったことがないし、競技系が好きな先輩からはやわらかさというか足が全然違うとか、「早くカーボン(側に)きなよ!」「S-WORKSいいじゃん!」みたいな人もいて。どっちにすればいいんだって(苦笑)……教えてください!

野島:これは大きい悩みだね……でも、結局どっちに向いているかなんだよね。ここはもう小野くんのパーソナルな部分を伺って、そこから占い師のように導いていこうかなと(笑)。

小野:あなたは本当に声優ですか(笑)? 前から思っていましたけど、プロの自転車屋さんですよね!

野島:はい、自転車声優ですから(笑)。

◆野島のアドバイスで決まった、小野大輔の新たな相棒は?

野島:僕からは「カーボンに乗れ!」「クロモリに乗れ!」とかはとても言えないので、小野くんが本当は何が好きなのか、今から聞いていきたいと思います。まずは、どんな自転車の乗り方をしてきたのか。そして、これからどんな乗り方をしていくのかが大事。

小野:深い……僕はやっぱりスプリント的な乗り方と、いつかはレースに……ガチというよりはみんなと一緒にライドイベントに参加してみたいし。そう考えるとカーボンなのかなぁ? ちなみに、クロモリのロードバイクの集まりとかもあるんですか?

野島:もちろんありますよ。クロモリ専用の集まりも。

小野:あっ! 言い忘れていました。実は2~3年前に「BROMPTON(ブロンプトン)」を買ったんです。オシャレなやつを。それはたまに近所を走るときに乗っているんですけど、僕はやっぱり伝統的な形とか、オシャレなやつがどうも好きみたいなんですよね。

野島:BROMPTONはイギリス製の伝統的な自転車で、相当な歴史がありますよね。

小野:いわゆるミニベロとか折りたたみ自転車と呼ばれるものですけど、それを買ってから徐々にクロモリに傾き始めています。あとは、カスタムも好きなんですけど……。

野島:クロモリもいろいろとカスタムができますし、ビンテージパーツ専門ショップもありますから。

小野:そうなんだ! 知らなかった~。ちなみに、そのお店は教えてもらえるんですか?

野島:スーパーコルサを買った場合はもちろんです。

小野:そうですか……もうだいぶ決まってきました。僕の始まりはやっぱりCinelliなんですよ。Cinelliにずっと乗っているから、Cinelliにずっと乗りたい!

野島:ということは……!?

小野:Cinelliスーパーコルサです!

野島:僕とお揃いですよ!

小野:やった! スーパーコルサをください(笑)。

野島:そもそもサイズが合わないよ。サイズは大事ですよ。でも、僕もCinelliは10年以上も乗っているから余っているパーツもあるし、パーツの情報を教えたり、ショップを紹介することもできますから。

小野:ヤバっ! これが一番いいような気がしてきた、全部教われるし。

野島:ガチのレースで良い成績が取りたいのであれば、カーボンにしたほうがいいと思う。でも、みんなで楽しくライドするとか、あくまで趣味の範囲であれば、見た目が一番気に入ったロードバイクを買うのがいいと思います。

小野:絶対にそれですね! 自転車屋さん(笑)、ありがとうございます。注文します!

3月26日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「春のグルメライド」をお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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