日曜日の昼下がり、静かな通りに佇む一軒の店「your time」に集うお客様たち。カウンター越しには、それぞれの個性あふれる物語が聞こえてきます。パーソナリティのチャンカワイがお届けするTOKYO FMの番組「ヱビスビール presents Color Your Time」。
3月5日(日)、3月12日(日)放送回のゲストは、ドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」の監督であり、報道記者でもある鈴木祐司さん。自分時間「my time」にまつわる物語をひも解いていきます。

(上から)鈴木祐司さん、チャンカワイ
◆ドキュメンタリー作品の難しさ
鈴木:人ってそれぞれに役割があると思うんですけど、「僕に求められる役割ってなんだろう」って考えたときに、誰かの役に立つ情報を届けたいと常々思っているんですね。例えば、ドキュメンタリー作品って暗闇のトンネルの中を彷徨うように、取材が終わるまで「どういう番組になるかわからない」という精神的につらい状況に追い込まれるときがあるんですね。
そのようなときに、プロデューサーの阿武野勝彦さんが教えてくれたのが「一番大事なのはここだ、ハートだ」と。そのことをモットーにしながら、僕は大事に番組を作っています。これからの日本の社会は、いかに多様な方々が一緒になって働いていくかっていうことが大きなテーマになってくると思うんですけど、映画「チョコレートな人々」で扱っている「久遠チョコレート」さん(愛知県豊橋市)は、まさにそのことを実践されているんですね。
僕もずっと20年間(その姿を)見続けていますが、映画を観ていただけたら、どうやったらみんなが一緒になって働けるのか、みんなが幸せになるにはどうすればいいのかっていうことを考えてもらえるきっかけにもなると思いますし、観てもらったらそれぞれの立場で何かしらを感じ取って、プラスになることが大いにある作品だと信じています。
◆相手の気持ちに寄り添って考える
チャンカワイ:仕事をする上での鈴木さんにとっての原動力は何ですか?
鈴木:やっぱり家族ですね。僕が48歳のときに息子が生まれたので、20歳になったら僕は68歳、それまではちゃんと稼がないといけないということで、以前よりも真面目になりました。
チャンカワイ:めちゃくちゃわかりますね。背筋を正すようになるというか。
鈴木:不思議と簡単に折れなくもなりましたね。
チャンカワイ:そうですよね!
鈴木:何があってもへっちゃらになっちゃうというか。
チャンカワイ:家族の大切さがあることで、モノの見方とかも変わってきましたか?
鈴木:そうですね、それはあるかもしれないですね。報道というのは、自分が経験しないと取材対象の方の気持ちがわからない部分があったりするので、日々色々な経験をしていくことで(物事の捉え方も)変わっていくものなんですね。
映画「チョコレートな人々」では、自閉症の方やダウン症の方も一緒にチョコレート屋さんで働いて、美味しいチョコレート作りをしています。自分の子供がそこにいるとしたら「どう思うのだろうか」とか「何を必要とするのだろうか」という相手の気持ちに寄り添って考えて、伝え方も真剣に考えながら最後までとことん突き詰めていくようになりました。
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<番組概要>
番組名:「ヱビスビール presents Color Your Time」
放送日時:日曜 14:55~15:00
パーソナリティ:チャンカワイ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/podcasts/cyt/