TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。3月6日(月)のお客様は、パパイヤ鈴木さんと日髙のり子さん。ここでは、日髙さんがヒロイン・浅倉南の声を担当されたアニメ「タッチ」で心に残るシーンについて振り返りました。
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(左から)日髙のり子さん、パパイヤ鈴木さん
◆何度観ても泣いちゃうシーン
パパイヤ鈴木:もちろん僕も「タッチ」を観ていて、ストーリーにすごくビックリしたんですよね。子どもが観るようなアニメで、絵のタッチも朗らかな感じじゃないですか? そのアニメで“人が亡くなる”って……。
日髙:(上杉)和也くんがね……。
パパイヤ鈴木:そのことにビックリしちゃって。正直(亡くなった瞬間に)ショックを受けたんですよ。“そんなことは……ないよね?”って。
日髙:はい。
パパイヤ鈴木:それぐらい(「タッチ」の世界に)入り込んでいたんでしょうね。当時は南ちゃんのことが好きだったのも自分では分かっていたし、それで亡くなっちゃったことで、またいろんなことが揺らいでいくじゃないですか? それぐらい、子どもが観るアニメで気持ちが持っていかれることにビックリしたんですよね。
日髙:分かります。何度も再放送になっているし、もちろん自分がアフレコ現場にいたのに、かっちゃんが亡くなっちゃうシーンを観ると……やっぱりキツくて、すごくつらいんですよね。
何1つ悪いことをしていないいい人が、子どもをかばって亡くなっちゃうって……“かっちゃんの人生って何だったんだろう?”って考えちゃうくらい……何度観ても泣いちゃうんですよね。
パパイヤ鈴木:僕は“想像力”というものを大切にしているんですけど、「タッチ」は想像力をかきたてられるというか、大人のアニメだったなと思いますね。
日髙:たしかに、感情表現も直接的に伝えていないというか。思っているものがあるのに、言葉では裏腹のことを言ってしまったり。そういう表現によって、観ている側がそれぞれの人物の気持ちを推し量って観るような、不思議なアニメでしたね。
パパイヤ鈴木:そういう作品が(当時は)あまりなかったですよね。だからみんな「タッチ」というアニメで成長したんじゃないですか?
日髙:そうかもしれないですね。
パパイヤ鈴木:最初から観ても面白いし、だからこそ、再放送されることが多いんでしょうね。全国の「達也」は日髙さんから「たっちゃん」と言われると“自分のことだ”って、きっと思っていましたよ(笑)。
日髙:たしかに(笑)。それでいうと、お仕事で会うスタッフさんに「僕、達也という名前なんですよ」ってよく言われたりします(笑)。そういうふうに振られると、やっぱり(浅倉南の声で)「たっちゃん」って言っちゃいますよね(笑)。
パパイヤ鈴木:いいですねえ! 僕もたっちゃんになりたかったなぁ(笑)。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/