第390回 岩田華怜さん②

ゲストは、女優の岩田華怜さん。

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現在、『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演中の岩田さん。
休演の日は午前中にゆっくり寝て過ごすことも多かったそうですが、
最近は、午前中こそ勉強を!と英語を勉強する日々なのだとか。

2011年4月より、アイドルグループ『AKB48』に12期生 として加入されていますが、
小さいころは、ミュージカルや歌舞伎、難しい映画などに触れてきたため
”アイドルになりたい” とは思っていなかった、と振り返りました。

「震災後に、同級生たちがテレビつけたら、岩田がAKB?!って驚くくらい

 アイドルとは無縁の子でした。小さいころからの夢は、女優さんで

 いつかブロードウェイに立ちたいと思って…今英語の勉強をしています。
 AKBの人気も、加入当時は自分では自覚できてなかったし、

 先輩方のことも最初知りませんでした(笑)すごいことだったんだと今は思います。」

AKBとの出会いは、ドキュメンタリー映画。
今までのアイドル像とは違う、

メンバーたちが人生を賭けてステージに立っている姿に感銘を受け、
自分もやりたい、と思うきっかけになったそう。

当初、女優としての道を進むため、AKBとしての活動は3年と決めていた岩田さん。
しかし、最終的には5年間活動し、20163月にAKB48を卒業されました。

「尊敬していて、1番お世話になった、高橋みなみさんに
 卒業について相談したら、『3年じゃ何もできないよ、3年から。

 3年から、AKBにいながら自分のやりたい事出来るようになると思うよ』と言われて。

 ここまで頑張ったし、勿体ないなとも思えて続けましたし、実際に女優のお仕事もさせていただきました!

 東北と共に歩んできて、復興はまだまだだけど、5年経った時に

 高校3年の歳だし、自分のための道も歩んでいきたい、と思えたので卒業を決めました。

岩田さんの俳優として憧れる・尊敬の人物は、同事務所の妻夫木聡さん!
演技など仕事面だけでなく、

10代半ばで共演した当時に感じたのは、人間性の素晴らしさだったそうで…

「AKBを卒業して、フリーになるか、どうなるか分からないけど、

 またご一緒できるように頑張りますってお話したら、

 その数週間後に、現在所属している事務所の取締役から連絡いただいて。

 妻夫木さんにお礼を伝えたら、大した事していないからって言ってくださるんですけど

 その1言が大きかったと思っているので(笑)妻夫木さんがいらっしゃらなかったら、

 私は今、こうして舞台にも立てていなかったと思うので、命の恩人です!」

女優としてのキャリアを積み、震災10年の節目として制作され、

コロナ禍を経て、各地で公開される映画『最後の乗客』で主演を務められました。

「観ていただきたいので内容は伏せますが、自分と重なる部分の大きい役でした。

 あの日を境に、色んなことを決めた人がたくさんいて…
 12年経ち、あの記憶にどう立ち向かうのか。
 あの日が今でも私たちに語りかけてくるものって何か…
 そういうのを撮影中も感じながら演じることができました。

 あの日を忘れてほしくない、という思いももちろんありますが、

 明日に向かって1日を懸命に生きるっていう、東北人のがんぱっぺ精神を
 少しでも多くの人に感じてもらえたら、と思っています。」

▼ 映画『最後の乗客』公式Twitter
https://twitter.com/LastPassngr

最後に、岩田さんの『元気の源』を教えていただきました

「愛犬の豆柴、”殿”です!
 私がお世話して…という感覚になりそうですけど、

 対等な関係になりたくて、”殿”と名付けました!
 殿と出会ったのは、コロナ禍で出会ったんですけど、

 いつも殿自身が笑っていて、周りを笑顔にしてくれる子なんです。みんなのアイドルです!

 今は私がロングラン公演で、両親のところにいるので、仙台にいて…寂しいです。

2週にわたり、岩田さんにお話うかがいました。
ありがとうございました!


M.  サムライハート(Some Like It Hot!!)  /  SPYAIR