TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、音楽プロデューサー・小室哲哉さんと、社会学者・古市憲寿さんです。ここでは、小室さんが初めてフルオーケストラと共演した公演「HISTORIA」について語りました。
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小室哲哉さん、古市憲寿さん
◆オーケストラでの演奏は“新鮮”
古市:今ってオーケストラを率いてのツアーをされているんですよね?
小室:去年の誕生日(11月27日)から東京と神戸の西宮で(※4月23日(日)に「東京文化会館」にてアンコール公演を開催予定)。本当のオーケストラで、いわゆる指揮者を見て演奏するのは、長い音楽人生で初めてです。
TM(NETWORK)では何十年と耳元で(イヤーモニターから)「コンコンコン……」というメトロノームみたいな「クリック」が入ってくるから、それに合わせて弾いているんだけど、初めてタクトの振りに合わせて弾くので、 “ご主人様がボールを投げるのを見る犬”みたいだなって(笑)。それぐらい真剣にタクトを(見る)。それが一番新鮮。
古市:人の指揮に合わせて弾くことに快楽的な部分はあるんですか?
小室:オーケストラって不思議な産物だなって思う。大太鼓とかシンバルの人って指揮者のタクトから遠いのね。遠いところから見て合わせている人もいれば、目の前にいるバイオリンの人もいる。音って、距離があると(届くのに)時間がかかるじゃない? このズレってどうなのかなって思う。
古市:見て演奏しているけど、実はズレているんじゃないかと。
小室:実はめちゃくちゃズレているんだよ。
古市:ズレを含めての音として、お客さんも聴いていると。
小室:カッコよく言うなら「うねる」。オーケストラは音がうねっているんですね。
▼小室哲哉×ビルボードクラシックス アンコール公演開催決定!
「billboard classics 小室哲哉 Premium Symphonic Concert 2023 -HISTORIA Encore-」
小室さんが初めてフルオーケストラと共演した公演「HISTORIA」のアンコール公演が、4月23日(日)東京・東京文化会館 大ホールにておこなわれます。
ゲストボーカルにBeverly(ビバリー)さん、ゲスト奏者に浅倉大介さん、指揮・編曲に藤原いくろうさんをお迎えしてお届けする、一夜限りのスペシャルな公演です。詳細は、
ビルボードクラシックスの公式サイトまで。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月曜~木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/