スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月2日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原から、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之、奥迫協子
<リスナーからの相談>
空き家にある仏壇・神棚についての相談です。
今年92歳になる両親は、4年前まで都内にある母の実家で2人暮らしをしていましたが、母の認知症と父のがんをきっかけに、娘の私が夫と暮らす家の近くに呼び寄せました。
母の実家は、もともと私も生まれ育った家で、将来的には母の弟(叔父)が継ぐことになっていましたが、そのときが来るまで私たちが住むことを許されていました。しかし、叔父は亡くなってしまい、引っ越しを機に叔父の家族に家をどうするか確認したところ、彼らが住むとのことで、仏壇と神棚も託すことを了承していただき、私たちは引っ越しました。
それから4年が経ちますが、その家はいまだに空き家の状態です。
私は子どもの頃から神棚と仏壇を大事にお参りしていた母をずっと見てきたため、明かりの灯らなくなった神棚や、線香の香りがしない仏壇が気になって仕方がありません。仏壇を今の両親の家に持って来ることも考えていますが、将来的にどうすればいいのでしょうか? 私にできることがあれば、教えていただきたいです。
<江原からのアドバイス>
江原:こういうお宅、けっこうあるかもしれませんね。ただ、考え方に大きなズレがあると申し上げたいです。
相談者さんは、親御さんのことを見てきたこともあるから、「灯りの灯らなくなった神棚や、線香の香りのしない仏壇が気になって仕方がない」とおっしゃっていますが、神棚や仏壇、これは形ですよね? だから、そういうことに囚われるのは、むしろ間違いで、物質的な視点なんですよ。
奥迫:なるほど。
江原:本質で考えると、魂は仏壇や神棚に宿るわけではありません。仏壇や神棚は、“アンテナ”と一緒です。例えば、そこに通話可能な電話機がありますが、その電話機はずっと使っていません、っていうようなことです。電話を使わないなら使わないで、いいじゃないですか。魂というのは、みんなあの世にいます。だから、そこの家で(仏壇や神棚を)そうしていることに対して、あまり気にすることはありません。
線香の香りがしない仏壇を気にされていますが、みんなが仏教徒というわけではありませんし、魂の視点からすると、別に線香でどうこうなるというわけでもないです。
それよりも、お家を4年も空き家のままの状態で放置されているわけでしょう? 親子の絆を含め、要は人との関わりを大切にしない方たちだということだけは分かるのではないでしょうか。
奥迫:そういうことですよね。
江原:そうすると、私は(その人や周囲にいる)人が(相談者さんの家の)仏壇や神棚のようになると思うんです。愛がないご家庭なんだろうと、気の毒に思います。
奥迫:そうですね。しかし、同じことが自分に起こってくるとは……。
江原:あと、相談者さんも“視点”がおかしいです。(認知症のお母さまと、がんと闘っているお父様のことではなく)仏壇や神棚を放置していることを気に病んでいますが、そこじゃないですよね。私はこの相談を読んで、なんと寂しい人生かなと心配になってしまいます。私は、常にこの番組「おと語り」や普段の活動でも伝えていますが、“視点”が大事なんですよ。“視点”を間違えると不幸になるんです。
奥迫:目に見えるものだけにフォーカスしがちですもんね。
江原:そのように考えて、見ていただけたらと思います。
●江原啓之 今夜の格言
「人生に無駄はありません。心の視野を広げてまいりましょう」
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聴取期限 2023年4月10日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/