宇賀なつみ、盆栽の魅力にハマる!?「お部屋のどこかに置くだけでグッといい空間になりそう!」

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。4月2日(日)の放送は、盆栽家の樹弥沙(いつき・みさ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)宇賀なつみ、樹弥沙さん、小山薫堂



盆栽家という自身の肩書きについて、樹さんは「盆栽に馴染みのない方が多いので、その裾野を広げるような役割として、お教室をしています」と説明。

盆栽というと「ご年配の方の趣味」とイメージしがちですが、最近は若い女性の生徒が増えているそうで「一時期と比べると、すごく増えたなという印象がありますね」と実感を語ります。

宇賀がその理由について尋ねると、樹さんは「昔だと大きくて高そうなイメージがあったんですけど、今はギフトなどで桜の盆栽や、母の日にちょっとしたプレゼントで盆栽を選ぶといった感じで、ギフト感覚で渡せるサイズの盆栽が出始めました。それがどんどん広がっていく要因にもなったかなと思います」と回答。

そしてこの日、樹さんがスタジオに持参してくれた、赤い実がついた「白紫檀(しろしたん)」という木の盆栽を前に、宇賀は「本当に小さくてかわいいですね!」と声を弾ませます。


白紫檀の盆栽



小山からは「くねくねと松のように、枝が曲がっているじゃないですか。これは(枝が)曲がるように手を加えるんですか?」との質問が。よく見ると、所々に銀色のワイヤーがかけられていて「細くて曲げたら曲がるような場所にワイヤーをかけておいて、形を作っていくんです。曲がっていることを“曲(きょく)”と言うんですけど、枝や幹に曲をつけている感じなんです」と解説します。

ワイヤーをかけなければ、庭木と同様に真っ直ぐ上に育っていくそうで、さらに小山が「盆栽の面白さは、切ることにあるのか、(枝を曲げたい方向に)誘導することにあるのか……何が一番の楽しみになるんですか?」とその魅力を問うと、「お手入れを楽しむというのもあるんですが、やっぱり自然界のものなので、家にひとつあるだけで四季を感じることができるんです」と樹さん。

白紫檀は、5月頃になると白い小さな花をたくさん咲かせて、冬でも落葉しない「常緑種」と言われる品種。「夏には葉っぱの涼しげな姿を楽しませてもらったり、秋は実を見て楽しんだりすることもできます。好き勝手に形を作っていると思われがちなのですが、実は木にとって心地のいい形を目指して作っていっているんですね。心地のいい形を作れば作るほど、どんどんいい木になっていくんです。その“変化”を楽しむことができるのも醍醐味」と力説します。


よく見ると、枝に巻きつくワイヤーが



そんな盆栽の魅力を少しばかり感じてもらおうと、今回、樹さんによるレクチャーのもと、小山と宇賀がハサミを使った手入れを体験させてもらうことに。

手元にあるのは、普段、樹さんが自身の教室で使っているような木で「全然好きに切ってもらっちゃってもいいですよ」とお許しが出るも、小山は「ちょっと待ってください……切るといっても、切って何か形を変えるということですか?」と少々困惑の様子。

樹さんは「いい盆栽、高い盆栽というのは、大体、不等辺三角形になっているんです」と言い、「自然界の木も不等辺三角形になって効率よく光合成ができるような形になっているんです。ハサミを入れて切って、木の形を整えるということもできますし。今入っている鉢を植え替えして、この木をちょっと傾けたりして、斜めにすることで不等辺三角形を作ったり。いろいろなことができるので、本当に好きに切ってもらっても大丈夫です」と促します。

その言葉を受けるも、まだ尻込みをしている小山をよそに、宇賀がためらいなくハサミを入れると、「うわぁ、いった。切り方が男前(笑)」と小山を驚かせる場面もありました。

樹さんの指導や手助けのもと盆栽が完成すると、宇賀は「すご~い!」と拍手をして大喜び。「これだったら、マンションのワンルームとかでも、お部屋のどこかに置くだけでグッといい空間になりそう!」と目を輝かせると、小山も「今まで盆栽に興味がなかったのに、たちまち興味が湧きました」と笑顔を見せていました。

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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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