“女性”も大いに活躍できる!? Wasabi Technologies Japan脇本亜紀取締役社長が「IT業界の未来」を語る
笹川友里がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「DIGITAL VORN Future Pix」（毎週土曜 20:00～20:30）。この番組では、デジタルシーンのフロントランナーをゲストに迎え、私たちを待ち受ける未来の社会について話を伺っていきます。4月8日（土）の放送は、Wasabi Technologies Japan合同会社 取締役社長の脇本亜紀（わきもと・あき）さんをゲストに迎え、お届けしました。
脇本さんは、一橋大学社会学部を卒業後、モルガン銀行でアナリストとしてキャリアを開始し、その後IT業界に転身。以降、20年以上にわたり、Citrix Systems、Adobe Systems など、さまざまな外資系IT企業でリーダーシップを発揮し、日本市場の拡販に貢献。
2022年、クラウドストレージのコモディティ化（市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること）のビジョンに共鳴し、Wasabi Technologies Japan合同会社の日本代表に就任しました。
◆Wasabi Technologiesの強み
アメリカ・マサチューセッツ州のボストンで生まれたWasabi Technologiesは、2017年にクラウド型のストレージサービスの提供を開始しました。データストレージには、頻繁にアクセスしてデータを引き出すような活発に動くホットストレージと、ほとんど触ることのないコールドストレージという2つの領域がありますが、同社では「コールドストレージ相当の価格で、ホットストレージの機能を提供しています」と脇本さん。
さらには、サービスの性能はもちろん、セキュリティのレベルが非常に高いところも強みだと言います。昨今では、スマートフォンやパソコンをウイルスに感染させ、デバイス内のデータを暗号化して使用できない状態にして、身代金（金銭や暗号資産）を要求する「ランサムウェア」などのサイバー犯罪が取り沙汰されていることを引き合いにし、「“お預かりしているデータが安全である”ということは、我々にとってプライオリティ（優先度）が高いことですので、そこには万全を期しています」と力を込めます。
また、最近のデータストレージにおいては、サッカーや野球など、プロスポーツ界でのニーズが高まってきており、「選手のパフォーマンスに関するデータを分析し、それをフィードバックしてプレーや采配に活かす動きが極めて強くなってきています」と言います。現にWasabi Technologiesは、リバプールFCとボストン・レッドソックスのオフィシャルクラウドストレージパートナーです。
◆日本市場でのニーズにも“強み”が活きる？
Wasabi Technologiesにおける日本市場でのニーズについては、「製造業の多い国ですので、これからIoT（Internet of Things／モノのインターネット）やローカル5Gなどの領域で、たくさんの細かいデータが生成されてくると思います。皆さんは、それを生成するところと活かすところはイメージできていると思いますが、それを“どこに置いておくのか”というところが重要です。また、“データを簡単に取り出すことができ、かつ追加コストがかからない”という点は当社のサービスの特長です。これからは溜めたデータを使う時代になりますし、そこはWasabiにとってはとても強みだと思っているので、ぜひ私どもにお任せいただけるよう手を挙げて頑張りたい」と脇本さんは強調します。
◆女性にとってIT業界はチャレンジしやすい？
取締役社長としてWasabi Technologies Japan合同会社を牽引する脇本さんですが、「IT業界において、活躍できている女性はあまり多くはない」と現状を吐露。とはいえ、“男性だから”“女性だから”といった性別による影響を受けにくいのもIT業界の特徴の1つで、「私自身、非常に働きやすい環境でキャリアを積むことができたので、とても感謝しています」と語ります。
そして、自身のキャリアも踏まえたうえで、「ITはすでに身近なものになっており、仕事、娯楽も含め、あらゆるものの基盤として今後も成長する領域ですので、仕事をするうえでは（IT業界は）非常に良い場だと思います。ぜひ（女性も）IT業界でチャレンジしていただければ」と呼びかける場面も。
最後に、脇本さんが考える“少し先の未来”について伺うと、「スマートフォンのデータだけでなく、いろんなものがデータを発信し、それを何らかの形で分析して何かに活かす、というフィードバックがすでに生まれてきており、その範囲がものすごく広がっていくはず」と予見します。
そして、そのデータが膨大になるにつれて、「ものすごく使いやすく、ものすごく安い入れ物が必要になります。私どものサービスが完全に完成しているわけではありませんが、ものすごいデータが飛び交う時代がやって来ると思うので、それをスムーズにうまく利用していくことが、いろいろな勝負を決めていくことになるのではないでしょうか？」と話していました。
次回4月15日（土）のゲストは、セーフィー株式会社代表取締役社長の佐渡島隆平（さどしま・りゅうへい）さん。デジタルを活用した“防犯の未来”など、貴重な話が聴けるかも!?
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聴取期限 2023年4月16日（日） AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：DIGITAL VORN Future Pix
放送日時：毎週土曜 20:00～20:30
パーソナリティ：笹川友里
番組Webサイト： https://www.tfm.co.jp/podcasts/futurepix/
（左から）脇本亜紀さん、笹川友里
脇本さんは、一橋大学社会学部を卒業後、モルガン銀行でアナリストとしてキャリアを開始し、その後IT業界に転身。以降、20年以上にわたり、Citrix Systems、Adobe Systems など、さまざまな外資系IT企業でリーダーシップを発揮し、日本市場の拡販に貢献。
2022年、クラウドストレージのコモディティ化（市場参入時に、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になること）のビジョンに共鳴し、Wasabi Technologies Japan合同会社の日本代表に就任しました。
◆Wasabi Technologiesの強み
アメリカ・マサチューセッツ州のボストンで生まれたWasabi Technologiesは、2017年にクラウド型のストレージサービスの提供を開始しました。データストレージには、頻繁にアクセスしてデータを引き出すような活発に動くホットストレージと、ほとんど触ることのないコールドストレージという2つの領域がありますが、同社では「コールドストレージ相当の価格で、ホットストレージの機能を提供しています」と脇本さん。
さらには、サービスの性能はもちろん、セキュリティのレベルが非常に高いところも強みだと言います。昨今では、スマートフォンやパソコンをウイルスに感染させ、デバイス内のデータを暗号化して使用できない状態にして、身代金（金銭や暗号資産）を要求する「ランサムウェア」などのサイバー犯罪が取り沙汰されていることを引き合いにし、「“お預かりしているデータが安全である”ということは、我々にとってプライオリティ（優先度）が高いことですので、そこには万全を期しています」と力を込めます。
また、最近のデータストレージにおいては、サッカーや野球など、プロスポーツ界でのニーズが高まってきており、「選手のパフォーマンスに関するデータを分析し、それをフィードバックしてプレーや采配に活かす動きが極めて強くなってきています」と言います。現にWasabi Technologiesは、リバプールFCとボストン・レッドソックスのオフィシャルクラウドストレージパートナーです。
◆日本市場でのニーズにも“強み”が活きる？
Wasabi Technologiesにおける日本市場でのニーズについては、「製造業の多い国ですので、これからIoT（Internet of Things／モノのインターネット）やローカル5Gなどの領域で、たくさんの細かいデータが生成されてくると思います。皆さんは、それを生成するところと活かすところはイメージできていると思いますが、それを“どこに置いておくのか”というところが重要です。また、“データを簡単に取り出すことができ、かつ追加コストがかからない”という点は当社のサービスの特長です。これからは溜めたデータを使う時代になりますし、そこはWasabiにとってはとても強みだと思っているので、ぜひ私どもにお任せいただけるよう手を挙げて頑張りたい」と脇本さんは強調します。
◆女性にとってIT業界はチャレンジしやすい？
取締役社長としてWasabi Technologies Japan合同会社を牽引する脇本さんですが、「IT業界において、活躍できている女性はあまり多くはない」と現状を吐露。とはいえ、“男性だから”“女性だから”といった性別による影響を受けにくいのもIT業界の特徴の1つで、「私自身、非常に働きやすい環境でキャリアを積むことができたので、とても感謝しています」と語ります。
そして、自身のキャリアも踏まえたうえで、「ITはすでに身近なものになっており、仕事、娯楽も含め、あらゆるものの基盤として今後も成長する領域ですので、仕事をするうえでは（IT業界は）非常に良い場だと思います。ぜひ（女性も）IT業界でチャレンジしていただければ」と呼びかける場面も。
最後に、脇本さんが考える“少し先の未来”について伺うと、「スマートフォンのデータだけでなく、いろんなものがデータを発信し、それを何らかの形で分析して何かに活かす、というフィードバックがすでに生まれてきており、その範囲がものすごく広がっていくはず」と予見します。
そして、そのデータが膨大になるにつれて、「ものすごく使いやすく、ものすごく安い入れ物が必要になります。私どものサービスが完全に完成しているわけではありませんが、ものすごいデータが飛び交う時代がやって来ると思うので、それをスムーズにうまく利用していくことが、いろいろな勝負を決めていくことになるのではないでしょうか？」と話していました。
次回4月15日（土）のゲストは、セーフィー株式会社代表取締役社長の佐渡島隆平（さどしま・りゅうへい）さん。デジタルを活用した“防犯の未来”など、貴重な話が聴けるかも!?
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