TOKYO FMで月曜~木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。4月13日(木)放送のお客様は、実業家・堀江貴文さんと漫画家・浦沢直樹さん。ここでは、浦沢さんが漫画「あさドラ!」を描き始めたきっかけや、「YAWARA!」から「MONSTER」を描くまでの経緯を語ってくれました。
浦沢直樹さん、堀江貴文さん
堀江:漫画「あさドラ!」(小学館)はどうして描き始めたんですか?
浦沢:東日本大震災のあと、おどろおどろしいとか怖いとか、そういう作品は「もう描きたくない」となって、「何があっても前向きに生きる女性を描きたいな」ってなったんです。NHKに“朝ドラ(連続テレビ小説)”がありますが、「自分にとっての“朝ドラ”ってこういうのじゃないの?」と提示してみようかなと。
堀江:また新作を描くという話になると、すごくヒットして、めちゃくちゃ売れている漫画って普通、編集者が「話を延ばしましょう」ってなるんでしょう?
浦沢:なります。「YAWARA!」のときは、小学館の上の人たちがみんなうちに来ちゃって「続けてくれ」って言われましたが、「絶対に嫌だ」と言ってやめました。
堀江:ははは(笑)。
浦沢:描き出してからバルセロナオリンピック(に挑む)までを続いたら、だいたい7年間なんです。「そんな続くとは……」と言っていたら続いちゃったので、「バルセロナまで描く」と。そうしたら次は「アトランタまで描いてくれ」っていう話がくるんです。
堀江:あと4年(笑)。
浦沢:そう(笑)。次にやりたいことがいっぱいありますから「絶対嫌だ!」って。それで「ミステリーを描く」と言ったら「ミステリーなんか、そんなもの絶対に売れないからやめてくれ」って言われて。「いや、絶対に面白いですよ」って描き始めたのが「MONSTER」(小学館)です。
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番組では他にも、浦沢さんが敬愛するボブ・ディランへの思いを熱く語る場面もありました。
ボブ・ディランは現在、ワールドツアー「"ROUGH AND ROWDY WAYS" WORLD WIDE TOUR 2021 - 2024」の日本公演を開催中です。本日4月16日(日)に東京公演(東京ガーデンシアター)がおこなわれます。
初来日から45周年、ノーベル文学賞受賞後初の日本ツアーの詳細は、
イベント公式サイトをご確認ください。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月曜~木曜25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/