スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月16日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原から、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は5歳の女の子と2歳の男の子を育てている専業主婦です。
主人と結婚して9年目になりますが、主人には借金癖があるのか、2年に一度のペースで借金が発覚して、毎回、落胆しています。クレジットカードや財布を私が握っても、スマホを使ってお金を借りることができるようで、今回で3回目です。主人は改心しておらず、さすがにもう信じることができません。
本人はいろいろな場面でズル賢く、良く言えば世渡り上手。優しいところもあるのですが、自分が一番大事なんだろうなと思います。私にないところを持っているので、お互いに学びの相手だと思い、良い面や助かっている面を見ようと、ここまで過ごしてきました。しかし、3回目の借金がきっかけで、また離婚を考えてしまいます。
子どものことを考えるとなかなか離婚に踏み出す勇気もなく、父親にも子どもにも寂しい思いをさせたくない気持ちもあります。でも、この人といると貯金もできませんし、将来が心配です。
お金以外のことでも、ほぼ毎年離婚が頭によぎっているので、思いきって離婚したほうが良いのでしょうか。子どもたちを一番に考えたい場合には、どちらの選択が正しいのか、ご意見を聞かせていただけると助かります。
<江原&奥迫からのアドバイス>
奥迫:私も離婚経験があるのですが「子どもたちのためにこうしたんだ」っていう思いがあると、子どもたちが後々、「自分たちのせいで、こんなふうになったのかな……」と思ってしまうのではないでしょうか。それはいけないと思うので、私だったら自分自身がどうしたいのかを、ご主人ときちんと話し合う機会を作ると思います。
江原:私も同感です。相談者さんもご主人と向き合ってはいると思いますが、「向き合う」と「ケンカ」は違います。きちんと向きあって話し合ったらいいと思います。
もしかすると、ご主人はときどき、すごくつまらなくなってしまうのではないでしょうか? 一言でいうと「歓(かん)」が足りない。お子さんも小さいですし、お母さんからしたら「そんなこと言ったら甘いよ」と思われてしまうかもしれませんが、多くのご家庭に、この「歓」「喜び」がないと思うんです。
相談者さんは、5歳の女の子と2歳の男の子をお持ちで、「これだけで十分幸せじゃないか」「楽しいじゃないか」と思っているかもしれませんが、「結婚して子どもを持つことが幸せなんだ」という1つの洗脳だと思うんですよ。必ずしも、それが全てじゃないと思うんです。
ちゃんと2人で向き合ってこなかったことが一番いけないのですが、「子どもを持つことが私たちの幸せなのかな?」「あなただけの幸せ?」「それとも私だけの幸せ?」……などと話し合えばよかった。
私は、相談者さんの旦那さんに「だらしない悪い人」というレッテルを貼りたくありません。メールに書いてあるとおり、優しいところもある。だけど男の人って基本的に、どこかで時々、羽目を外しちゃったり、お酒を飲み過ぎたり、衝動買いしちゃったりするものなんです。女性だってあると思うんだけど。
奥迫:女性もそうですよ。
江原:でしょう?「ああ、ここで無駄遣いしちゃいけないな」とか「これはいけない、怒られちゃう」とか思いながらやっている人たちもいますよね。
旦那さんだって、(借金を作るのは)2年に一度のペースなんですよ。しょっちゅうってほどではない。(普段の)ガス抜きがうまくできていないんです。
奥迫:なるほど、その「歓」ですね。
江原:だから、夫婦でもうちょっと「ここは楽しもうか!」と決めて、ガス抜きをしてみるのはどうでしょうか。相談者さんを責めているわけではありません。だけど、みんな誰もが“絵に描いたような家族”のようには生きていけないですよね。
奥迫:お金をかけることだけが「歓」ではないですよね。例えば、家族4人で公園に行ったり、羽目を外したり、そういったことができますもんね。
江原:そのとおりです。その喜び(を感じられるところ)が違うところにあるのなら、別れるときかもしれません。例えば、ご主人が友達とか周囲にカッコいいところを見せたくて、大盤振る舞いしてお金を使ってしまうのであれば、ちょっと考え方が違うかもしれない。でも、それを1年のうち何回かに分けて、ご主人に「お友達を家に連れておいでよ!」と伝えて、自宅でパーティーを開くのはどうでしょうか?
相談者さんは「子どもがいて大変なのに、そこまでしていられない!」と思うかもしれませんが、あなたが「たまにはそうしなよ!」と言ってみると、「えっ? いいの?」って(なるはずです)。そのときは旦那さんのことを「あなた」とか「お父さん」とか言って盛り上げてあげましょう。友達や同僚の前で顔を立ててあげたら、周りからも「いい奥さんだな」と思ってもらえるでしょう。
それで済むような人なのか、はたまたブランド物で着飾って、女の人をはべらせたくなってしまうような人なのか。それを相談者さんが許容できる範囲なのかどうかを見分けるには、きちんと向き合って、話し合わなくてはいけません。
奥迫:価値観が同じか、心の充実なのか、物質的なものなのかとか、その違いって大きいですもんね。
江原:そのとおりだと思います。あとは、ご主人を変えてあげようとか、ご主人もあなたに対してどれだけの愛があるのか。きちんと向き合ってみてくださいね。
●江原啓之 今夜の格言
「幸せは足元から未来へ続きます」
江原啓之、奥迫協子
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聴取期限 2023年4月24日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/