ASKA「ヒットするのはわかっている」ミリオンヒットを連発した90年代“ブレイク”の裏で考えていたこと

脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月15日(土)、22日(土)の放送ゲストは、シンガーソングライターのASKAさんです。
15日の放送では、最新アルバム『Wonderful world』の制作エピソード、曲づくりのスタイルなどについて語ってくれました。


ASKAさん



1958年生まれ、福岡県出身のASKAさん。1979年に「ひとり咲き」でデビューを果たし、「SAY YES」「YAH YAH YAH」「めぐり逢い」など、数々のミリオンヒット曲を世に出しています。音楽家として楽曲提供もおこなう傍ら、ソロ活動にも注力。1991年にリリースした「はじまりはいつも雨」はミリオン・セールスを記録。

2017年には自主レーベル「DADAレーベル」を立ち上げ、2022年11月に、およそ3年ぶりとなるアルバム『Wonderful world』をリリースしました。4月1日(土)からは、全国ツアー「ASKA Premium Concert Tour -Wonderful World- 2023」を開催中です。



◆ヒットする確信は“ある”

茂木:ASKAさんは時代のど真ん中にいらしたじゃないですか。

ASKA:1990年代?

茂木:そうです。ASKAさんにとって、ヒットするのは当たり前の感じなんですかね?

ASKA:よく「ブレイク」って言葉がありますが、ブレイクされた方はみんな「世の中をどう誘導してみるか」を考えるんじゃないか、って思うんです。ヒットするのはわかっていると。

茂木:わかっているんですね!?

ASKA:一度ドンと売れて流れを作ると、世の中が“待ってくれている”気がするんですよ。なので、「こういう曲を待っている気がするから、こっち側で驚かせてみよう」とかね。

茂木:時代の一歩先を行くような?

ASKA:そう。

茂木:その境地のなかで、今回のアルバムのタイトルは『Wonderful world』ということで。ということは、アルバム楽曲の世界のほうへ、世界が行くだろうと(考えている)?

ASKA:楽曲を作り始めたときは、アルバムを想定していないときだったんです。2020年、まさにコロナ禍で真っ暗なときでした。僕は2011年の東日本大震災で、かなりメンタルをやられて、心も体も動けなくなってしまったときがあって。そこから脱却するのに、すごい時間がかかったんです。

そして、2020年に、またそこに入ろうとしてしまったんですよ。あの長く苦しんだ自分を、また、たどってはいけないと思って「今だからこそ温かくなる曲を自分に書いてみよう」というのがきっかけだったんです。

茂木:なるほど。自分のための曲だったんですね。

*  

番組では他にも、ASKA さんが“宇宙をイメージする言葉”が好きな理由についても語りました。

4月1日(土)より全国ツアー「ASKA Premium Concert Tour -Wonderful World- 2023」を開催中のASKAさん。7月21日(金)札幌公演のチケットは、4月22日(土)朝10:00から発売です。詳細は公式Webサイトをご確認ください。
 
次回4月22日(土)の放送も、引き続きASKAさんをお迎えしてお届けします。

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聴取期限 2023年4月23日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/dreamheart/

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