髙木菜那 現役引退後に妹・髙木美帆との関係性が変化？「もともと仲は良かったんですけど…」
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」（毎週土曜 10:00～10:50）。4月22日（土）の放送は、元スピードスケート選手の髙木菜那（たかぎ・なな）さんが登場！ 現役引退後の心境や妹・髙木美帆（たかぎ・みほ）選手との関係性の変化などを語ってくれました。
髙木さんは、1992年生まれ、北海道出身の30歳。スピードスケートの日本代表選手として、オリンピックには2014年のソチ大会から3大会連続で出場し、2018年の平昌大会では、日本人女子として初めてオリンピック同一大会で2つの金メダルを獲得するなど、輝かしい成績を残しながらも、2022年4月に現役を引退しました。
◆妹・美帆選手とともに夢を追った現役時代
藤木：競技生活から引退して1年。競技を離れて、生活はガラリと変わりましたか？
髙木：そうですね。今までは、チームのメンバーとほとんど毎日ともに行動していたし、練習でもよく会っていたので、コロナ禍でも寂しくはなかったんです。でも（引退して北海道から）東京に出てきてからは、何をするにも1人だし、話し相手もいないというのは、すごく寂しかったですね。
藤木：引退会見で、「妹がいたからこそ、ここまでスケートを続けることができたし、ここまで世界と戦うことができた」とおっしゃっていましたが、やはり美帆選手は大きい存在でしたか？
髙木：あまり2人でこういう話をしないので、2人とも気恥ずかしいところはあるんです。同じ競技をやっていたので、仲はすごく良いんですけどライバルでもあったんですよね。だから、「一緒にオリンピックに行こう」なんて話もしたことはないんですね。
どちらかが（オリンピックに）行けて、どちらかが行けなかったときに「ごめんね」と言うのもなんか違うじゃないですか。努力して勝ち取ったものですから。お互いが努力してきている姿をお互いに見てきて、リスペクトをしているからこそ、あまりそういう話をしなかった、というところはあったと思います。
妹が（中学3年生・15歳で）オリンピックに出たとき、私はまだ世界で戦える選手ではなかったので、その時期が一番、妹との関係で悩んでいたかなと思いますね。
藤木：同じ競技をやっているから、余計に考えてしまうことってありますよね。
髙木：そうですね。私が高校生のときには、“オリンピックなんて夢の舞台だ”という考えだったので、私たちが行ける場所だとは全然思っていませんでした。
だけど、妹が（オリンピックへ）行ったときに、オリンピックって、専用のスーツケースやウェアとかが送られてくるんです。そういうのを見たときに、“オリンピックのユニフォームじゃなくても、日本代表のユニフォームを着てみたい！”と、すごくうらやましくなりました。
オリンピック会場に行っても、応援はしているけど心から応援できていたかというと、たぶんそうではなかったですね。そんな葛藤もあってつらかったんですけど、実際にオリンピック（の会場）に行ったからこそ“世界はこんなに広いんだ！”ということが分かって、夢に向かう気持ちがちゃんとできた。
そして、“妹にも勝ちたいし、世界でも戦いたい”という心の原動力があったからこそ、勝てなくても前を向くことができたんだろうなと思います。たぶん、妹が妹じゃなかったら“世界に！”という気持ちがこんなに強くならなかっただろうと思っています。
◆現役引退後、妹・美帆選手との関係性は？
藤木：引退されてからは、美帆選手との距離感は変わりましたか？
髙木：もともと仲は良かったんですけど……さらに超仲良くなりました（笑）。今まで競技をしているあいだは、一緒にいることがほとんどなかったんです。でも去年、初めて美帆の家に泊まって「なんかいいね」とか言って（笑）。
藤木：ずっと競技を通しての関係性だったから、そこから離れて、ようやく“姉妹”として（接するようになりましたか）？
髙木：もともと“姉妹”だったんですけど、お互いにアスリートとしてのリスペクトもあって。だからこそ、しっかり良い距離感を保ちたいという気持ちが2人ともあったんです。
なので、一緒に夢に向かって戦うために、良い関係性を保とうとする距離感が、知らずのうちに暗黙の了解として（お互いに）決まっていたんだと思います。そして、（自分が引退した後は）それがなくなったので、より姉妹感が強くなったかなと感じますね。
次回4月29日（土・祝）も、髙木菜那さんをゲストに迎えてお届けします。
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聴取期限 2023年4月30日（日） AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時：毎週土曜 10:00～10:50
パーソナリティ：藤木直人、高見侑里
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/beat/
（左から）髙木菜那さん、藤木直人、高見侑里
髙木さんは、1992年生まれ、北海道出身の30歳。スピードスケートの日本代表選手として、オリンピックには2014年のソチ大会から3大会連続で出場し、2018年の平昌大会では、日本人女子として初めてオリンピック同一大会で2つの金メダルを獲得するなど、輝かしい成績を残しながらも、2022年4月に現役を引退しました。
◆妹・美帆選手とともに夢を追った現役時代
藤木：競技生活から引退して1年。競技を離れて、生活はガラリと変わりましたか？
髙木：そうですね。今までは、チームのメンバーとほとんど毎日ともに行動していたし、練習でもよく会っていたので、コロナ禍でも寂しくはなかったんです。でも（引退して北海道から）東京に出てきてからは、何をするにも1人だし、話し相手もいないというのは、すごく寂しかったですね。
藤木：引退会見で、「妹がいたからこそ、ここまでスケートを続けることができたし、ここまで世界と戦うことができた」とおっしゃっていましたが、やはり美帆選手は大きい存在でしたか？
髙木：あまり2人でこういう話をしないので、2人とも気恥ずかしいところはあるんです。同じ競技をやっていたので、仲はすごく良いんですけどライバルでもあったんですよね。だから、「一緒にオリンピックに行こう」なんて話もしたことはないんですね。
どちらかが（オリンピックに）行けて、どちらかが行けなかったときに「ごめんね」と言うのもなんか違うじゃないですか。努力して勝ち取ったものですから。お互いが努力してきている姿をお互いに見てきて、リスペクトをしているからこそ、あまりそういう話をしなかった、というところはあったと思います。
妹が（中学3年生・15歳で）オリンピックに出たとき、私はまだ世界で戦える選手ではなかったので、その時期が一番、妹との関係で悩んでいたかなと思いますね。
藤木：同じ競技をやっているから、余計に考えてしまうことってありますよね。
髙木：そうですね。私が高校生のときには、“オリンピックなんて夢の舞台だ”という考えだったので、私たちが行ける場所だとは全然思っていませんでした。
だけど、妹が（オリンピックへ）行ったときに、オリンピックって、専用のスーツケースやウェアとかが送られてくるんです。そういうのを見たときに、“オリンピックのユニフォームじゃなくても、日本代表のユニフォームを着てみたい！”と、すごくうらやましくなりました。
オリンピック会場に行っても、応援はしているけど心から応援できていたかというと、たぶんそうではなかったですね。そんな葛藤もあってつらかったんですけど、実際にオリンピック（の会場）に行ったからこそ“世界はこんなに広いんだ！”ということが分かって、夢に向かう気持ちがちゃんとできた。
そして、“妹にも勝ちたいし、世界でも戦いたい”という心の原動力があったからこそ、勝てなくても前を向くことができたんだろうなと思います。たぶん、妹が妹じゃなかったら“世界に！”という気持ちがこんなに強くならなかっただろうと思っています。
◆現役引退後、妹・美帆選手との関係性は？
藤木：引退されてからは、美帆選手との距離感は変わりましたか？
髙木：もともと仲は良かったんですけど……さらに超仲良くなりました（笑）。今まで競技をしているあいだは、一緒にいることがほとんどなかったんです。でも去年、初めて美帆の家に泊まって「なんかいいね」とか言って（笑）。
藤木：ずっと競技を通しての関係性だったから、そこから離れて、ようやく“姉妹”として（接するようになりましたか）？
髙木：もともと“姉妹”だったんですけど、お互いにアスリートとしてのリスペクトもあって。だからこそ、しっかり良い距離感を保ちたいという気持ちが2人ともあったんです。
なので、一緒に夢に向かって戦うために、良い関係性を保とうとする距離感が、知らずのうちに暗黙の了解として（お互いに）決まっていたんだと思います。そして、（自分が引退した後は）それがなくなったので、より姉妹感が強くなったかなと感じますね。
次回4月29日（土・祝）も、髙木菜那さんをゲストに迎えてお届けします。
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番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/beat/
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