2023.04.26~ ゲスト:森崎ウィンさん②

第448回 ゲストは先週に引き続き、森崎ウィンさん。

https://columbia.jp/morisakiwin/
https://www.instagram.com/win_morisaki_official/

今週は、森崎ウィンさんのヒストリーを紐解きました。

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森崎さんは、ミャンマーの出身。

松室「名前のウィンは、ミャンマー語で明るいって意味なんですね。」

森崎「そうです、”明るい” = Bright です。結構多い名前です。

   ウィンだけは本名で、森崎は事務所が勝手につけた芸名です(笑)
   今日から森崎ね、って言われて。」

杏子「でも、森崎ウィンって、キレイだよね?」

森崎「確かに、森崎って苗字を付けてから、

   オーディション通るようになったんですよ!」

杏子「もしかしたら、ウィンだけだと、

   日本語が喋れるのか、って思われちゃうのかもね」

森崎「そうなんです。おっしゃる通りで。

   海外から来てるモデルさんだと、日本語の役は難しいと勝手に思われて

   資料の段階で弾かれちゃうよ、って言われました。」

杏子「向こうでマネージャーさんが、大きくうなずいてますね(笑)」

森崎「まぁ、付けたのは、彼じゃないですけどね(笑)」

杏子「あはは(笑)」

小学4年生で来日するまでは、ミャンマーで暮らしていた森崎さん。
日本語がほとんど話せない中、来日後は公立の小学校へ...
50音を覚えるところからスタートしたそう。

中学2年の時にスカウトされ、芸能界デビューを果たし、
2018年には、スティーブン・スピルバーグ監督の

映画『レディ・プレイヤー1』の主要キャストに抜擢されました。

森崎「最初、情報漏洩をしないために、”某ハリウッド作品の日本人キャストオーディション"
   っていうのしかなくて…事務所に届いた1つの情報ってくらいで。

   ぜひ受けます、って軽く受けたら、実は、スティーブン・スピルバーグでした、みたいな。」

松室「すごいな...」

森崎「最初のオーディションから、10ヶ月くらい経ってから合格しましたって言われて

   イギリスに行って、約4ヶ月ほど、ワーナーのスタジオで撮影していました。」

松室「...スティーブン・スピルバーグって、実在してました?

   もうそのレベルです…」

森崎「本当にいます。本当にすごくって。
   ものづくりしている時は、普通の映画好きのおじいちゃんなんです。

   でも、舞台挨拶の時とかは、エンターテイナーになって。
   現場では『僕のことはビッグダディだと思ってくれ』って言ってくれました。
   最近は総合監督が多いんですけど、あの時は目の前で演出されていたので、

   ”貴重な経験だよ”って皆言ってましたね。」

作中で話題となった日本語セリフ『もともとは台本では英語でしたが、(JAPANESE)と記載されていました。
翻訳家がセリフを決めるかと思いきや、
森崎さん自身で翻訳して言ってくれ、とオーダーが...!

森崎「すごい悩みましたね…通訳さんもいなかったので。
   撮影に入った当初はそこまで英語も堪能では無かったので
   一応通訳さんがいらっしゃったんです。
   撮影の最初の2ヶ月は、カメラテスト、衣装テスト、メイクテスト、

   モーションキャプッチャーノスーツテスト、CGテストに時間使っていて、
   その時は通訳さんがいらっしゃったんですよ。
   撮影始まりますって時に、通訳さんが居なくなっていて!

   どこで経費削減してるんだっていう(笑)」

松室「ホンマや(笑)」

森崎「でも、本当に向こうでは、要らないものはどんどん切っていきます。

   ただ、2ヶ月身を置いてたら対応能力があがったんだと思います(笑)」

そして、2020年には、映画『蜜蜂と遠雷』で

第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞されました。

映画化以前に、原作小説を読んでおり、

”実写化したら大変そう” と思っていた役を、まさに森崎ウィンさんが担当することに!

森崎「最初オーディションみたいな感じで、監督にお会いして。

   ピアノも弾けないし、この役は僕は怖くて出来ない、とお伝えしたんですけど
   監督にもう1度呼ばれて、『この役はウィンくんでいきたい。

   原作ものをやる時、僕たちがいつも思うのは、再現ドラマを作るわけではないから。
   やるからには、一緒に墓に入るつもりで。良い時は一緒に美酒を浴びて、
   ダメだったら一緒に泥水を飲むから』って言われて。
   そっか、原作に縛られていたのは僕だった、と。その言葉に救われて、

   石川監督に全信頼をおいて、ついていきました。」

杏子「オーケストラとの演奏シーンって、本当鬼気迫る感じでさ。怖くて」

森崎「2000人近いエキストラさんを呼んで、僕たちは直前まで舞台に上がれなかったんです。
   最初のカメラテストで、さぁどうぞって言われて、初めて舞台にあがる。

   本当の緊張を持って、撮影に挑みました。
   ピアノの演奏では、寄りはプロの吹き替えショットにするけど、
   全身ショットでは手元も使うからね、バレるよ、って言われていて。

   クラシックを習った経験がなかったので、撮影に入る半年前くらいから

   音楽教室に自分で通ってました。」


ミュージカルにも出演される森崎さんは、
現在、話題の『SPY×FAMILY』でのロイド・フォージャー役で出演中。

詳細は、公式webサイトをご覧ください。
https://www.tohostage.com/spy-family/


来週は、番組恒例の『10の質問』にお答えいただきます!
お楽しみに。


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