お店ラジオ supported by スマレジ|スタイリストの年収700万円を当たり前にする、理容室「Barber the GM」のシステムと工夫。|AuDee（オーディー）

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2023/5/14スタイリストの年収700万円を当たり前にする、理容室「Barber the GM」のシステムと工夫。

『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
ゲストは、ギークマン株式会社の代表取締役CEO、田中慎也さんでした。

ギークマン株式会社では、「Barber the GM」という理容室を東京・大阪・京都で11店舗展開しています。
理美容室のお店は初登場なのですが、「理容師の資格は今も持っていません」と田中さん。
一体なぜ、理容室を始めようと思ったのでしょうか？
「一番簡単に言うと、僕、散髪されるのが嫌いなんです。でも、自分が行きたいような散髪屋さんがあれば流行るんじゃないかな？という仮説をもとにやったという感じです」とのこと。
例えば、お店に着いたらサッと髪を切ってくれてサッと帰れるような、無駄のない散髪屋。その理想を形にしたお店が「Barber the GM」なんですね。

そして、田中さんには、もう一つの理想があると言います。
「一番大事だなと思っているのは、僕らの商品は理容師＝スタイリストなんですね。彼らが楽しく仕事をするか嫌々するかで、お客さまの満足度が変わるってことなので、彼らの給料をどれだけ払ってあげられるかっていうのが、一番大事にしていることですね。人件費を“コスト”という捉え方をしていない」。
田中さんがおっしゃるには、理容師の平均年収は、およそ300万円。そういった業界の中で、「Barber the GM」は、「年収700万円を当たり前にする」を目標にしているんです。
理美容室は離職率が高いと言われていますが、給料が上がれば、腕のいいスタイリストが辞めることなく、お客さまを逃すこともありませんよね。

では、それをどのようにして実現しているのでしょうか。
「一つは、お客さまから頂く値段をなるべく高く上げて、売り上げを増やしていくということ。で、その売り上げに対して55%を彼らに返している、ベースの報酬を上げていこうとしています」。
人件費以外の家賃、広告費、水・光熱費、材料費などはお店の負担です。その中で、売り上げの55%をスタイリストに還元！これはすごいですね～。
また、社内コンテストやお客さまの再来率などでも報酬を足していって、「できる人たちには700万と言わず1000万稼いでもらう、というのはやっています」と田中さん。

さらに、理美容室では珍しい「予約不要」を採用し、「完全キャッシュレス」を導入しています。
これについても田中さんは、「効率を上げてスタイリストの年収を上げていこうという、その意図が一番大きいです」とのこと。
例えば、15 分で切れる髪型もあれば、40 分かかる髪型もあります。予約制にしてしまうと、一律1時間という枠をとってしまうので、そういった“遊び”の時間を無くすために予約不要にしているそうです。
とはいえ、予約不要でお店がうまく回るのか心配ですよね…？

すると、「待ち時間と人数をWEB上に載せています」と田中さん。
「Barber the GM」では、お店のHPに現時点での待ち時間や人数を表示していて、リアルタイムに空き状況を確認することができると言います。
なるほど、それを見て各自のペースで受け付けして来店すればOKなんですね！

それでは最後に、いつもの質問です。
「田中さんにとって、お店とは？」
お答え……「ファミコンのカセット」。
ん、どういうことですか？！
田中さん曰く「子供時代、年に1本か2本だけ買ってもらえるファミコンのカセット、あの時の“欲しい感じ”をずっと大事にしていきたい。あくまで僕にとっては、なんですけど（笑）」。
自分がずっと大事にしたいもの。そういう存在であって欲しい、ということですね。
お店の経営もユニークですが、田中さんご自身も楽しいお人柄でした（笑）
既存の理美容室が苦手だと感じている方、是非一度、「Barber the GM」をお試しあれ！

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