木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMのラジオ番組
「木村拓哉 Flow」(毎週日曜 11:30~11:55)。5月のマンスリーゲストは、書道家で現代アーティストの武田双雲(たけだ・そううん)さんです。5月14日(日)の放送では、海外での活動に向けた思いについて語りました。
◆「50代は別の環境でチャレンジしたい」
3歳より書家である母・武田双葉(たけだ・そうよう)さんに師事し、書の道へと進んだ武田さん。これまで、NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、数多くの題字を手がけるなど創作活動に励む傍ら、書道ワークショップやパフォーマンス書道なども精力的におこない、国内外で幅広く活躍しています。
この日、武田さんは2020年に活動拠点をアメリカに移す決意をしたきっかけについて言及しました。約10年前から毎年、カリフォルニアに足を運んでいるという武田さんは、その理由について「(カリフォルニアの街並みに)惚れたっていうのが一番かな」と語ります。
現地で何度か個展を開催するうちに親友ができたことも大きかったと言い、「子どもが3人いるので、こういう所で暮らしたときの子どもの変化も見たいし、夫婦関係も見たいし、自分の変化も見たいなっていうのがあって」と明かします。
そんな思いを抱いていた矢先にコロナ禍となったため、活動拠点を移すことは延期に。現在47歳という自身の年齢を踏まえつつ、「50代はちょっと別の環境でチャレンジしたい。アメリカで個展やったと言ってもまだまだ無名だし、日本と違って全然活動領域も小さいので、本当に僕のなかではストリートから始めるくらいの感覚で行くんですけど」と思いを語ります。
さらには、「40代後半になってきたときに、正直言うと、20~30代の頃のキラキラがもうなくて」と本音も。現在は大きな会場で個展を開催する武田さんですが、「どれだけ社会的に認められるのが大きくなろうが、収入が増えようが、感謝できない自分が出てきて“そんな自分はイヤだ”ってなって。“大きく環境を根本から変えたいな”っていうのが今の正直なところかもしれないです」と胸中を吐露。
◆武田双雲から質問「“木村拓哉やめたい!”と思ったことは?」
そして、武田さんからは「“木村拓哉”という存在って社会的にも注目されるし、常にプレッシャーにさらされているなかで、大きく環境を変えたいと思うときはなかったですか? 例えば、“木村拓哉を辞めたい!”みたいことはなかったですか?」との質問が。
これに木村は「“辞めたい”はそんなになかったですね。やっぱり、少なからず自分を求めてくださる(ファンからの思いの)大きさを相当くらったので」と回答すると、武田さんは「今、木村さんの話を聞いていると、(心から感謝することを)自然にやられているというか、必要とされていることが“ありがたい”と木村拓哉が思っているんだったら、みんな思わないとマズイよ、みたいな(笑)」と呼びかけます。
この反応に木村は「そんなことはないけど、自分は非常に思うんだな~」とつぶやくと、武田さんは思わず「すごいわ。普通は当たり前になっちゃうんですよ。何年もやっていると飽きてきたり、オファーがあるのが当たり前だったり。それに毎回、自然と気付けるのが、 “気付き力”だと思うんですよね」と感心していました。
次回5月21日(日)の放送も、引き続き武田双雲さんを迎えてお届けします。
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聴取期限 2023年5月22日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:木村拓哉 Flow
放送日時:毎週日曜 11:30~11:55
パーソナリティ:木村拓哉
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/flow/