木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMのラジオ番組
「木村拓哉 Flow」(毎週日曜 11:30~11:55)。5月のマンスリーゲストは、書道家で現代アーティストの武田双雲(たけだ・そううん)さんです。5月14日(日)の放送では、武田さんが自身のWebサイトで掲げている言葉“宣言”に込めた思いを語りました。
◆武田双雲 “宣言”に込めた思い
この日、木村が大きな関心を寄せたのは、武田さんが公式Webサイト内で掲げている“宣言”でした。
宣言「双雲は人類成長に深く貢献する存在になります」
武田さんがこの言葉を書いたのは25歳の頃。大学卒業後に就職したNTTを退職し、ストリートで書を始めたものの、当時は目標とするイメージがまったくなかったと言います。
そんなときに「9.11(アメリカ同時多発テロ)」が発生し、武田さんは大きなショックを受けて落ち込んでしまったそうです。もともと仏教に興味があったという武田さんは、当時を振り返り「仏陀が言っていた人間の魂や心の問題って、変わったり、悪化している気もして。(仏教が始まった当時)2,000年前の人の心と、今の人の心がどのぐらい成長したのかよく分からないのですが、あと数千年後とかも、まだ人類はいると考えたときに、“仏陀が思っていたことを引き継げるのでは?”と思ったんです。そう思って、この“宣言”を書きました」と明かします。
この話に木村は「なるほど」とうなずきつつ、素朴な疑問も。「今、話を聞いていて思ったのが、“こんなことできたらいいな”って人が創造して、いろんなものが生まれて便利になって。その便利さ、豊かさがなかった時代には踏ん張れていたことが、今、僕たちはその便利さに寄りかかりすぎて、踏ん張る力を失っているのかも? って思ったんですけど……」とコメント。
この反応に武田さんは「ほんとそうです。文明によって、僕らはいろんなものをもらっているけど、失ったものも大きいだろうなと思っていて」と同意。「でも、文明は止まらないし、成長していないことを文明のせいにしたくないじゃないですか。できればありがたく、この文明を享受したいから」と言い、「文明はこれからAI(人工知能)も含めてどんどん発展していくと思うし、それで人類の魂のレベルが落ちていったら、もったいない。文明も発達して、人間の心も豊かになって……という“理想に貢献できるような人になれたらいいな”と、そのとき思ったんです」と思いを語ります。
そんな武田さんは著書「ポジティブの教科書」(主婦の友社)をはじめ「武田双雲の心をスーッと軽くする200の言葉」(扶桑社)など60冊以上の書籍を手がけています。
この日、武田さんが発した数々の“言葉”を受け止めた木村は「武田双雲っていうパーソナルから出てくる“言葉”という“音”を文字に置き換えたら、あっという間に本になるもんね」と納得の様子でした。
次回の放送は5月28日(日)です。
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<番組概要>
番組名:木村拓哉 Flow
放送日時:毎週日曜 11:30~11:55
パーソナリティ:木村拓哉
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/flow/