子どもの「性への関心」親はどう対応すべき? 悩む相談者に江原啓之がアドバイス

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」

6月4日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
中学1年生の息子の「性への関心」について相談させてください。

数ヵ月前、息子の様子がおかしいので、こっそり彼のSNSを見たら、小6の時点で女の子と何度もキスをしていたことがわかりました。かなりどぎつい表現でのやりとりもしており、このままでは早くも性行為に進みそうだと不安に駆られ、主人に相談して女の子と抱き合っている現場を注意しました。

主人は軽く息子の頭をこづき「何かあったら男が責任を負うぞ」と言っていましたが、息子はぽかんとしていました。一方で、女の子は泣いていました。

その後、また女の子と会ってキスしようと企んでいるのがわかったため、今度は私が性教育を試みました。避妊、受精、結婚などについて思いつく限りのことを真剣に話すと、息子には「ありがとう」と言われたので一安心していましたが、中学に入るとネットで知り合った女の子とのやりとりが始まり、「好き」「愛してる」「キスしたい」「絶対に会いたい」などと送っており、恋の炎が燃えているようです。

自分の息子とはいえ他人のスマホを見た私は悪いですし、もうこれ以上見てはダメだと思うのですが、私は18歳ごろまではセックスするのは早いという考えです。親としては今後の数年間、本人の様子を気にしすぎず、成長を信じて見守るだけでいいのでしょうか。親としてどうすべきか、アドバイスをいただければ幸いです。

少し話はそれますが、驚いたことに息子は「結婚してどこかに届け出をしたら赤ちゃんができる」と思っていたようです。小学校の性教育では受精卵などの言葉を習うのみで、肝心のことは一切触れないようです。

<江原からのアドバイス>
江原:親としては難しいことですよね。息子さんは身体の成長と心の成長が伴っていないんです。「結婚してどこかに届け出をしたら赤ちゃんができると思っていました」という性知識のレベルなのですが、(身体のほうは)現実的にはホルモンの問題というか分泌というか、すごく多感になって獣のようになってしまう子っていますよね。

男の子の性欲や、性への関心もホルモンの分泌によるものなので、強い子もいれば弱い子もいます。あとは今の時代、ネットやSNSが発達していますよね。昔とは違うので、かつてのような性教育ではいけないと思います。

世間では「小学校高学年で性交渉をしてしまう」「中学生くらいで子どもができてしまう」という話も耳にしますよね。それを防ぐには変に隠すのではなく、きちんとした性教育をするべきです。

奥迫:こちらのお母さんは、性教育をされていますよね。

江原:そうですね。そして、ご主人の気持ちはわかるのですが、「何かあったら男が責任を負うぞ」という言葉をかけるのはいけません。責任転嫁だけを教えることになってしまいます。そうではなく、セックスとは何なのか、子どもを持つとはどういうことなのかを教えるべきです。望まない妊娠でどれだけ相手を傷つけてしまうか。そうならないためには、どう避妊をしなければならないかなどを教えれば、よほどの覚悟がない限りそういうことはしないと思います。

お母さんは「18歳ごろまではセックスするのは早い」という考えのようですが、それはお母さん自身の勝手な考え方。その子、個人のことや時代差もありますし、「18歳まではセックスしてはいけません」とか、そういう問題ではないと思います。だからご両親ともに勉強して成長し、それをお子さんに伝えなければいけないと、私は思います。

奥迫:そうですよね。江原さんはこういったものを「愛の交換」とおっしゃっているじゃないですか。真剣に言葉で伝えていくことが大事なんだなと思いました。

江原:愛するからこそ、相手を傷つけてはいけない。ただの性の処理とは違うよ、ってことは明確に教えないといけません。でも、露骨に教える先生がいると、学校では嫌がれるらしいですね。そういった意味では、世のなかの関心がもっと深まらないといけないと思います。

奥迫協子、江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「大切なのは“気転”です」


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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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