吉田沙保里「現役中は『鉄』とか『岩』とか言われてた（笑）」引退から4年、当時を振り返る
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」（毎週土曜 7:00～7:25）。6月3日（土）の放送は、前回に引き続き、元レスリング女子日本代表の吉田沙保里（よしだ・さおり）さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆吉田沙保里が注目する選手は？
丸山：最近、女子レスリング界では藤波朱理（ふじなみ・あかり）選手というすごい選手が出てきましたけど、彼女を見ていて才能などはどうですか？
吉田：同じ三重県出身なんですけど、昔から強くてすごくいい選手ですね。タックルなどの攻めも上手くて、攻めのスタイルで結構（現役当時の）私と似ているかなって。
丸山：来年のパリオリンピックは超期待の選手なんですか？
吉田：53キロ級で、超期待ですね。
丸山：オリンピックは未経験ですか？
吉田：そうですね。
丸山：ということは、藤波選手はこれから来年のパリに向けて。まだ（レスリング女子日本代表に）決まったわけじゃない？
吉田：まだ決まっていないです。
丸山：すごく才能あふれる選手で、土壇場になって（オリンピックに）行けない選手もいるじゃないですか。
吉田：いますね。それは運なのか何なのかわからないですけど。
丸山：あれってすごく人生の巡り合わせというかね。なぜか、（選考会のある）今年だけ調子が悪いみたいな選手もいるでしょ？
吉田：そうですね。ケガとかいろいろ。
丸山：そういうことがないことを祈るばかりですね。吉田さんから見て、注目の選手はいますか？
吉田：藤波選手よりも下の階級の50キロ級で須﨑優衣（すさき・ゆい）選手ですね。東京オリンピックの金メダリストで、すごく強くて（見ていて）“おっ！”って感じですね。
丸山：今でも現場に行くことはあるんですか？
吉田：全日本のときはもう行かないですけど、名古屋の母校（中京女子大学 ※現：至学館大学）には行きます。
丸山：親方じゃないけど、「胸を貸してくれますか？」というわけにはいかないもんね？
吉田：そうですね、動くとケガしちゃいそうで。相手がすごくて岩みたいな（笑）。私も現役中は「鉄」とか「岩」って言われていたんですよ、（筋肉が）カチカチで.（笑）。
丸山：ハハハハハ！
吉田：コーチにも「お前、怖いわ。（戦ったら）壊されるわ」みたいな。（現役を離れて）その意味がやっとわかりました（苦笑）。今は全然やっていなくて。
丸山：一般人の気持ちがわかってきたと（笑）。
吉田：全日本級（の現役選手）と組むと、もうアザだらけになります。
丸山：え～っ!?
吉田：皮膚がマット（との摩擦）に慣れていないので。
丸山：なるほど。
吉田：現役中は全然アザにならなかったんですけどね。
◆負けからのスタートだったレスリング人生
丸山：吉田さんのお母さま（吉田幸代さん）が書いた本「泣かないで、沙保里 負けても克つ子の育て方」（小学館）について聞きたいんですけど、これはどういう内容なんですか？
吉田：どんな内容なんですかね？
丸山：あれっ、読んでいないんですか!?
吉田：読んでいないです、私（苦笑）。でも、たぶん私が負けたときのことを書いているんだと思います。私は小さい頃からレスリングをやって5歳のときに初めて試合に出たんですけど、負けたんですよ。男の子に。
丸山：うん。
吉田：私に勝ったその男の子が（優勝して）金メダルをぶら下げていて、「私もあの金メダルが欲しい！」って泣いて父（吉田栄勝さん）に言ったら、「あの金メダルは、スーパーやコンビニには売っていないから、ちゃんと練習をして強くなりなさい。勝った子しかもらえないものだから」と言われて。
丸山：なるほど。
吉田：負けからスタートしたので、そこから気持ちを切り替えて“金メダルが欲しい！”という一心で頑張れたというのはありますね。
丸山：その負けがすごくよかったということですね。
吉田：よかったです。
丸山：最初に悔しい思いをしたからこそと。
吉田：はい、もし勝っていたらどうなっていたんだろうというのはありますね。負けたから頑張らないといけない、金メダルを獲るために“頑張ろう！”という気持ちになれたので。
次回6月10日（土）のゲストは、お笑い芸人の陣内智則（じんない・とものり）さんです。
「AuDee（オーディー）」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee（オーディー）」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2023年6月11日（日） AM 4:59 まで
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＜番組概要＞
番組名：ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時：毎週土曜 7:00～7:25
パーソナリティ：丸山茂樹
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/moving/
吉田沙保里さん（左）とパーソナリティの丸山茂樹
◆吉田沙保里が注目する選手は？
丸山：最近、女子レスリング界では藤波朱理（ふじなみ・あかり）選手というすごい選手が出てきましたけど、彼女を見ていて才能などはどうですか？
吉田：同じ三重県出身なんですけど、昔から強くてすごくいい選手ですね。タックルなどの攻めも上手くて、攻めのスタイルで結構（現役当時の）私と似ているかなって。
丸山：来年のパリオリンピックは超期待の選手なんですか？
吉田：53キロ級で、超期待ですね。
丸山：オリンピックは未経験ですか？
吉田：そうですね。
丸山：ということは、藤波選手はこれから来年のパリに向けて。まだ（レスリング女子日本代表に）決まったわけじゃない？
吉田：まだ決まっていないです。
丸山：すごく才能あふれる選手で、土壇場になって（オリンピックに）行けない選手もいるじゃないですか。
吉田：いますね。それは運なのか何なのかわからないですけど。
丸山：あれってすごく人生の巡り合わせというかね。なぜか、（選考会のある）今年だけ調子が悪いみたいな選手もいるでしょ？
吉田：そうですね。ケガとかいろいろ。
丸山：そういうことがないことを祈るばかりですね。吉田さんから見て、注目の選手はいますか？
吉田：藤波選手よりも下の階級の50キロ級で須﨑優衣（すさき・ゆい）選手ですね。東京オリンピックの金メダリストで、すごく強くて（見ていて）“おっ！”って感じですね。
丸山：今でも現場に行くことはあるんですか？
吉田：全日本のときはもう行かないですけど、名古屋の母校（中京女子大学 ※現：至学館大学）には行きます。
丸山：親方じゃないけど、「胸を貸してくれますか？」というわけにはいかないもんね？
吉田：そうですね、動くとケガしちゃいそうで。相手がすごくて岩みたいな（笑）。私も現役中は「鉄」とか「岩」って言われていたんですよ、（筋肉が）カチカチで.（笑）。
丸山：ハハハハハ！
吉田：コーチにも「お前、怖いわ。（戦ったら）壊されるわ」みたいな。（現役を離れて）その意味がやっとわかりました（苦笑）。今は全然やっていなくて。
丸山：一般人の気持ちがわかってきたと（笑）。
吉田：全日本級（の現役選手）と組むと、もうアザだらけになります。
丸山：え～っ!?
吉田：皮膚がマット（との摩擦）に慣れていないので。
丸山：なるほど。
吉田：現役中は全然アザにならなかったんですけどね。
◆負けからのスタートだったレスリング人生
丸山：吉田さんのお母さま（吉田幸代さん）が書いた本「泣かないで、沙保里 負けても克つ子の育て方」（小学館）について聞きたいんですけど、これはどういう内容なんですか？
吉田：どんな内容なんですかね？
丸山：あれっ、読んでいないんですか!?
吉田：読んでいないです、私（苦笑）。でも、たぶん私が負けたときのことを書いているんだと思います。私は小さい頃からレスリングをやって5歳のときに初めて試合に出たんですけど、負けたんですよ。男の子に。
丸山：うん。
吉田：私に勝ったその男の子が（優勝して）金メダルをぶら下げていて、「私もあの金メダルが欲しい！」って泣いて父（吉田栄勝さん）に言ったら、「あの金メダルは、スーパーやコンビニには売っていないから、ちゃんと練習をして強くなりなさい。勝った子しかもらえないものだから」と言われて。
丸山：なるほど。
吉田：負けからスタートしたので、そこから気持ちを切り替えて“金メダルが欲しい！”という一心で頑張れたというのはありますね。
丸山：その負けがすごくよかったということですね。
吉田：よかったです。
丸山：最初に悔しい思いをしたからこそと。
吉田：はい、もし勝っていたらどうなっていたんだろうというのはありますね。負けたから頑張らないといけない、金メダルを獲るために“頑張ろう！”という気持ちになれたので。
次回6月10日（土）のゲストは、お笑い芸人の陣内智則（じんない・とものり）さんです。
「AuDee（オーディー）」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee（オーディー）」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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