小林正寿さんは、1988年生まれ。茨城県常陸大宮市出身。
専修大学文学部を卒業後、2012年、気象予報士に登録。
20代前半からお天気キャスターとして、テレビ番組に出演されるようになり、
現在は、日本テレビ 『ZIP!』 で朝の顔として、ご活躍中です。
『ZIP!』は、朝5時55分からの朝の情報番組。
小林さんは、夜中0時に起床し、夜中1時半には家を出発する生活だそう。
「午後9時に寝て、3時間睡眠です。
僕は、ZIP!までは食べませんし、昼間別の仕事がある場合はそのまま食べずに
全部終わってから、1日1食でまとめて食べています。
集中しているからなのか、お腹が空かないですし、眠いとかも無いです。
2019年からで、もう慣れました(笑)」
夜中2時に日本テレビに到着すると、1時間ほど天気図を解析。
夜中3時から、ディレクターとの打ち合わせ(20分)、着替えとメイク(30分)を済ませ、
その後は番組スタートの直前まで、どんな画面を使うのか、どんな話をするのか等打ち合わせづくし!
「お天気の打ち合わせは、長いですね。
この番組は、天気を扱う回数がすごく多くて…10回くらいあるんです、3時間の中で(笑)
なので、打ち合わせが多いですし、気象予報士は出演者でありながら、
裏方であるディレクター、台本、演出もする、四刀流くらいやるんです!
(視聴者の皆さんに天気をお伝えすることは)責任重大だなぁ、と思っています!」
最近では、小林さんの生活ぶりが話題となり、バラエティ番組にも引っ張りだこ!
そして、初のエッセイ本『しゃもじがあれば箸はいらない』(KADOKAWA)が発売されました。
▼詳細はこちら
https://www.kadokawa.co.jp/product/322211000551/
幼少期から、気象予報士になるまでのお話から、レシピまで…
小林さんの生活とこだわりが凝縮された1冊になっています。
”調理器具が無く、食材は手でちぎって混ぜる”
”ベッドが無く、床で寝ている”、”主食はハンバーガー” など、驚きの生活も書かれています。
「最初、床痛かったんで、冷蔵庫に湿布しか入ってなかったんですけど
1ヶ月くらいで慣れて、床って実は柔らかいんじゃないかって感じるようになりました。
今も床で寝ていて、枕は無いのでセルフ腕枕しています。
ハンバーガーは、皆さんのお米くらいの感じですね(笑)
1日1食なんですけど、チェーンのハンバーガー屋さんだと、6個か5個は食べます。
僕は、ミニマリストっていうか、すごく面倒くさがりなだけで買うのが面倒なんです(笑)」
エッセイ本の中には、大学進学後にパニック障害になってしまった、というお話も。
「大学受験を失敗したことで、『何をやっても出来ない奴なんだ』と思い込んでしまって。
それが原因だと思います。僕の1番の症状は、”外食が出来ない事”でした。
外食で吐いたらどうしよう、お腹壊したらどうしよう、皆んなに吐くところを見られたらどうしよう、
って何故か思うようになってしまって…そういう経験があるわけじゃないのに。」
克服は、気象予報士として仕事をし始め、
社会人として、会食をしなくてはならない状況になった頃。
せっかくなることが出来た気象予報士は辞めたくない!と、
やっとの思いで心療内科へと足を運び、投薬治療を開始されました。
「外食の前に薬を飲んで、それで行くと、食べられた、という経験を繰り返し、
その後は、薬は飲まずに持って行き、症状が出たら飲もう、と。でも大丈夫だった。
次のステップは、薬は家に置いていき、外食に行く。
その経験を積んで、気がついたら治っていました。
合計、8年くらい悩んでいたので、最初は一生このままなんじゃないか、って思ってました…
短く話しましたけど、辛かったですね。」
初のエッセイ本『しゃもじがあれば箸はいらない』(KADOKAWA)は現在発売中です。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322211000551/
来週も、小林正寿さんにお話伺います。
おのしみに!
M. ありがとう / FLOW