第405回 浦浜アリサさん①

ゲストは、モデルで俳優の浦浜アリサさん。

https://www.instagram.com/alisa_urahama/

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浦浜アリサさんは、1990年生まれ、兵庫県のご出身です。

アメリカ人のお父様と、日本人のお母様の間に生まれ、4歳からモデルとして活動をスタート。
15歳の時に『神戸コレクション2005』でコレクションデビュー。

数々の雑誌やコレクションでモデルを務められてきました。

また、現在では俳優として、NHK『わげもん~長崎通訳異聞~』や、

NETFILX『今際の国のアリス シーズン2』など、舞台や映画、ドラマにも出演されたり、

ラジオ番組のパーソナリティーやMCなどマルチに活躍されていらっしゃいます。



浦浜さんのモデルデビューのきっかけは、当時4歳。

心斎橋で家族と買い物中にスカウトでした。
幼少期の姿をプロのカメラマンに残してもらえるなら、と
家族もモデル活動を承諾し、キッズモデルからキャリアをスタートされました。

そして、モデルとしてのキャリアが、まもなく30年になる浦浜さんは、
現在は、モデル育成のプロジェクトもされています。

「カメラマンさんとかは、アシスタント経験を積んで1人前になるっていう環境ですけど

 モデルってそういうのが何故か無いんです。
 私たちの世代は、『先輩たちの撮影を見て研究してから帰りなさい』と

 雑誌の編集者さんたちに育てていただいたり、
 場数を踏んでスキルアップをしていく事が多かったんですけど、
 今は雑誌も少なくなって、ファッションショーもコロナ禍で海外に行けなかったりして…。
 難しい環境になってきた中で、自分に何が出来るかと考えたら、

 培ってきた経験を、次の世代に渡していく。まだ誰もしてなさそうだから、やってみようかな、と。

 ただ、答えを提示しすぎない、という育成方法を大事にしていて。
 あくまで芸術の範疇なので、自分で考えないと意味が無いと思っています。」

生徒さんは、10代後半~20代中盤が多く、
中には、どんな情熱を持って洋服が作られているのか、そこまで考えられる子や、
コレクションなどを見て気になった着こなしを、自身の服で再現してみる子など、
ファッションにのめり込んでいる姿も見られるそう。

「日本ではモデルといっても、タレントさんのようになりたい人から、

 海外のファッションショーを歩きたいという人もいて、多ジャンルになっています。

 なので、生徒の目標もそれぞれ違います。それでも、基盤になるものは共通しているはずで、
 世界観を理解したり、チームプレーで写真やショーを作り上げること、に
 どう向き合っていけるのか…やや精神論みたいなものを教えています。」

浦浜さん自身も、インプットを欠かさないようにしているそうで、
毎シーズンのコレクションや、次世代の流れなどを

絶え間なく知るよう心がけているのだとか。


さらに、俳優としても活躍する浦浜さんは、

昨年末に配信された、NETFLIX 『今際の国のアリス シーズン2』にも出演されました。
役どころは、主人公たちと命をかけて戦う、山下智久さん演じるキューマの仲間。
配信されてから、全世界から大きな反響をもらった、そうで…

「想像を遥かに超える、海外からのリアクションが多くて

 インスタグラムのコメントやDMが、全て多国籍な言葉になって、
 日本にいながら海を渡った、ってこういう事なんだ!と実感して、すごく嬉しかったです!」

撮影シーンは、コンテナが積まれた屋外の巨大迷路。
真夏で、屋根もない環境。撮影は暑さとの戦いだった、と浦浜さんは振り返ります。

「キューマを演じていた山下さんは、ヌーディストの役なので服を着ていないんですよ!
 あの状態でアクションをしているので、アスファルトに突っ伏したりとかして…
 撮影の直前に床を冷やして、冷えた瞬間によーいアクション!っていう流れでした。
 感染対策だけじゃなくて、熱中症対策もある中で、

 山下さんは弱音1つ吐かれていなくて…脱帽でした!尊敬です。」

さらに、『今際の国のアリス シーズン2』は、VFXを駆使しており、
撮影時には見えなかった景色が本編で楽しむ事ができ、それも感動した、とのこと。



浦浜さんの最新の出演作品、映画『フィリピンパブ嬢の社会学』は今年公開予定です。
▼最新情報は、こちらから
https://twitter.com/movie_Phili_pub


来週も浦浜アリサさんにお話伺います。
お楽しみに!


M.  こっから  /  SixTONES