浦浜アリサさんは、1990年生まれ、兵庫県のご出身です。
アメリカ人のお父様と、日本人のお母様の間に生まれ、4歳からモデルとして活動をスタート。
15歳の時に『神戸コレクション2005』でコレクションデビュー。
数々の雑誌やコレクションでモデルを務められてきました。
また、現在では俳優として、NHK『わげもん~長崎通訳異聞~』や、
NETFILX『今際の国のアリス シーズン2』など、舞台や映画、ドラマにも出演されたり、
ラジオ番組のパーソナリティーやMCなどマルチに活躍されていらっしゃいます。
浦浜さんのモデルデビューのきっかけは、当時4歳。
心斎橋で家族と買い物中にスカウトでした。
幼少期の姿をプロのカメラマンに残してもらえるなら、と
家族もモデル活動を承諾し、キッズモデルからキャリアをスタートされました。
そして、モデルとしてのキャリアが、まもなく30年になる浦浜さんは、
現在は、モデル育成のプロジェクトもされています。
「カメラマンさんとかは、アシスタント経験を積んで1人前になるっていう環境ですけど
モデルってそういうのが何故か無いんです。
私たちの世代は、『先輩たちの撮影を見て研究してから帰りなさい』と
雑誌の編集者さんたちに育てていただいたり、
場数を踏んでスキルアップをしていく事が多かったんですけど、
今は雑誌も少なくなって、ファッションショーもコロナ禍で海外に行けなかったりして…。
難しい環境になってきた中で、自分に何が出来るかと考えたら、
培ってきた経験を、次の世代に渡していく。まだ誰もしてなさそうだから、やってみようかな、と。
ただ、答えを提示しすぎない、という育成方法を大事にしていて。
あくまで芸術の範疇なので、自分で考えないと意味が無いと思っています。」
生徒さんは、10代後半~20代中盤が多く、
中には、どんな情熱を持って洋服が作られているのか、そこまで考えられる子や、
コレクションなどを見て気になった着こなしを、自身の服で再現してみる子など、
ファッションにのめり込んでいる姿も見られるそう。
「日本ではモデルといっても、タレントさんのようになりたい人から、
海外のファッションショーを歩きたいという人もいて、多ジャンルになっています。
なので、生徒の目標もそれぞれ違います。それでも、基盤になるものは共通しているはずで、
世界観を理解したり、チームプレーで写真やショーを作り上げること、に
どう向き合っていけるのか…やや精神論みたいなものを教えています。」
浦浜さん自身も、インプットを欠かさないようにしているそうで、
毎シーズンのコレクションや、次世代の流れなどを
絶え間なく知るよう心がけているのだとか。
さらに、俳優としても活躍する浦浜さんは、
インスタグラムのコメントやDMが、全て多国籍な言葉になって、
日本にいながら海を渡った、ってこういう事なんだ!と実感して、すごく嬉しかったです!」
撮影シーンは、コンテナが積まれた屋外の巨大迷路。
真夏で、屋根もない環境。撮影は暑さとの戦いだった、と浦浜さんは振り返ります。
「キューマを演じていた山下さんは、ヌーディストの役なので服を着ていないんですよ!
あの状態でアクションをしているので、アスファルトに突っ伏したりとかして…
撮影の直前に床を冷やして、冷えた瞬間によーいアクション!っていう流れでした。
感染対策だけじゃなくて、熱中症対策もある中で、
山下さんは弱音1つ吐かれていなくて…脱帽でした!尊敬です。」
さらに、『今際の国のアリス シーズン2』は、VFXを駆使しており、
撮影時には見えなかった景色が本編で楽しむ事ができ、それも感動した、とのこと。
浦浜さんの最新の出演作品、映画『フィリピンパブ嬢の社会学』は今年公開予定です。
▼最新情報は、こちらから
https://twitter.com/movie_Phili_pub
来週も浦浜アリサさんにお話伺います。
お楽しみに!
M. こっから / SixTONES