ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。7月8日(土)の放送はスキマスイッチの大橋卓弥さんと常田真太郎さんが登場。大橋さんが印象に残っているライブ、さらには7月5日(水)にリリースしたデビュー20周年記念ベストアルバム『POPMAN’S WORLD -Second-』について語ってくれました。
(左から)ジョージ・ウィリアムズ、大橋卓弥さん、常田真太郎さん、安田レイ
◆ポール・マッカートニーの魅力
――大橋さんが感動したのは誰のライブですか?
大橋:ポール・マッカートニーです。
――いつ頃のライブですか?
大橋:2013年の来日公演「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー」です。シンタくん(常田真太郎)と観に行きまして、前から10列目ぐらいでした。
――10列目だと生音も聴こえましたか?
大橋:生音もちょっと聴こえて、すごかったです。最初、紗幕(しゃまく)越しにヘフナーのバイオリンベースを掲げたポールのシルエットが映ったんですよ。その瞬間に2人とも“ブワーッ”と鳥肌が立って。
常田:「本物だよな~」って(笑)。
大橋:「ポールって実在するんだ!」ってね(笑)。僕は中学生の頃からビートルズが大好きでファンクラブにも入っていたので……もちろんポールは実在するんですけど、なんか空想の人が目の前にいるみたいな感じで。
――常田さんはどう感じました?
常田:それこそ(ポールは)テレビでしか観たことがないし、ラジオでしか聴いたことがないじゃないですか。その人と同じ空間にいるっていうのが……あと、そのときは東京ドームだったんですけど、周りを見渡して“この人たち全員と1つの曲を一緒に聴いているんだ”っていうことのすごさも感じて。そのエネルギーと空間のすごさにビックリしましたね。
――ポール・マッカートニーのどんなところに魅力を感じますか?
大橋:やっぱり人柄とか。
常田:ユーモアとかね。
大橋:ライブ中も派手な演出がステージ上で起こったりすると、ポールがそれにビックリして「もうこんなんじゃ歌ってられないよ」みたいな(笑)。
常田:おどけるんだよね(笑)。
大橋:そうそう。お笑いあり、もちろん感動もあり。それに、ビートルズの曲もウイングスの曲も歌ってくれて、ものすごくサービス精神旺盛でした。
◆ドラフト選曲会議とは?
――デビュー20周年記念となるベストアルバム『POPMAN’S WORLD -Second-』は3枚組ですが、それぞれ内容が違うんですよね?
大橋:そうなんです。10年前に2013年までのベスト盤(『POPMAN’S WORLD~All Time Best 2003-2013~』)をリリースしたので、“Disc1(BEST selection -2013~2023-)”は、2013年以降のシングルを中心とした楽曲に加え、再録音という形で「藍 ~僕たちの色彩~」と「ボクノート」のリアレンジバージョンが入っていたり、あと「アニバースデー」という新曲も入っています。
そして“Disc2(TKY selection)”と“Disc3(SNT selection)”は、僕とシンタくんで「選曲ドラフト会議」をおこないました(笑)。
これはスキマスイッチのすべての曲のなかからアルバムに入れたい楽曲をお互いに選曲していくんですけど、希望選択楽曲を相手に取られた場合は1度だけ“ちょっと待った権”が使えるというルールでおこないました。
“ちょっと待った権”を使った場合は、箱のなかから封筒を引いて、名前が書いてあるほうが獲得できるという、本当のドラフト会議みたいな感じで。
――“ちょっと待った権”は使いましたか?
大橋:使いました! しかも、1回しか使えないのに2回も(笑)。ただ、僕は1個も(希望楽曲を)取れなかった(笑)。Disc2の大橋盤、Disc3の常田盤、それぞれが15曲ずつセレクトしたので、Disc1と合わせて全部で45曲入っています。
――選曲ドラフト会議は誰のアイデアだったんですか?
常田:卓弥かな?
大橋:一度ベスト盤をリリースしていますけど、やっぱり2013年以前の楽曲もみんなに聴いてほしいなと。それで、ちょっと面白い企画を立ち上げたら成立するかなと思いまして。
――選曲ドラフト会議でお互いの好みなどは見えてきましたか?
大橋:見えましたね。僕はそんなに意識せずに選んでいたつもりだったんですけど、選んだ15曲を見たら、やっぱり歌を中心に選んでいたのかなと思って。対して、シンタくんはもう少しサウンドに寄っている気がしましたね。
常田:そうですね。サウンドに寄った理由として、打ち込みでデモを作っているんですけど、例えば、ライブですごく化けた曲とか、みなさんにすごく大事にしてもらえるようになった曲とか、デモから大きく変わっていった曲を選んだつもりです。
――ちなみに“ちょっと待った権”を使った曲は何でしたか?
大橋:僕は「ゲノム」という曲なんですけど、この曲は僕がデモを作ったんですよ。それをシンタくんに「ちょっと面白い曲ができたんだけど!」って聴かせたときに、シンタくんは全然ピンときていなくて。
「スキマっぽくないね」「別にスキマでやらなくてもいいんじゃない?」って言っていたのに、シンタくんが選んだんですよ! だから(“ちょっと待った権”を)使ったんですけど見事に負けて……めちゃくちゃ悔しかったです(笑)。
常田:この曲はどうしても欲しかったんですよね(笑)。毎回ライブのセットリストでも入れたいぐらい、今では本当に好きな曲になりました。
次回7月15日(土)の放送は、向井太一さんをゲストに迎えてお届けします。
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聴取期限 2023年7月16日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/cdj/