2年ぶりの「Mt.富士ヒルクライム」に挑んだ自転車声優・野島裕史、今年最大の反省点とは?

声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月9日(日)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「富士ヒル反省会」をお届けしました。


パーソナリティの野島裕史



◆今年の富士ヒルも悔しい思いが…

野島:今回は6月4日(日)におこなわれた「富士の国やまなし 第19回Mt.富士ヒルクライム(以下、富士ヒル)」の反省会ということで、(一緒に参加した)当番組の小西プロデューサーにもマイク前に来ていただきました。よろしくお願いします。

小西:よろしくお願いします。

野島:反省していますか?

小西:めちゃくちゃしています(苦笑)。

野島:僕もです(笑)。反省というか悔しいですよね。特に小西プロデューサーは、富士山に登ったのって今年だけで何回目でしたっけ?

小西:試走で1回登って、本番で登ったので2回目ですね。

野島:試走は都内のご自宅から(自転車で)自走して行かれて富士山に登るという、非常にハードなトレーニングをするくらいの気合いの入りようだったので、タイムも期待していたんですけどね……やはり富士ヒルは奥が深いですね。

小西:本当にそう思います。

野島:改めて富士ヒルについて紹介しますと、富士山五合目までの富士スバルライン(富士山有料道路)、およそ24km(計測部分)、標高差1,255m(計測部分)をひたすら自転車で登るという日本最高峰の公道サイクルイベントで、僕は2年ぶりに登ったわけですが、天気も良くて、今年はいい感じに登れるんじゃないかと思っていました。

小西:はい。過去最高に近いコンディションだったと思いますね。

野島:そうですよね~、天気的にも体的にも。僕は個人的にケガとトレーニング不足を感じていたんですが、このテンションで乗り切れるのではないかと甘い考えがよぎってしまったんです。でもいいんです。エンジョイですから、甘い考えを持ってもね。いいんですが、やはり終わった後に多少へこみます……小西さんはへこみすぎじゃないですか?

小西:いやいや、そこまでは。僕もやっぱり練習量が足りなかったっていうのはわかりますので。

野島:僕的には、今年の富士ヒルはスロースタートにしない。初めからちょっと飛ばし気味というか、100%はいかないまでも80%ぐらいの力で(行こうと思っていたんです)。前回、(富士ヒルで)93分台という記録を出したときは、60%ぐらいの力でスタートして、フィニッシュした後にちょっと体力が残っている感じがしたんですね。

なので、今年は出し切ろうと。スタートから80%ぐらいのパワーで登ったつもりだったんですが……。やはり、だんだん体が痛くなってくるのと、ケガや捻挫した部分が痛くなってきたりと、体のガタがきまして。しかも、痛くなってきたところが自転車でしか使わないところで、自転車を漕ぐ際に使う腰の辺りだとか背中、足は大丈夫だったんですが、意外なことに普段強いお尻、サドルに当たる部分が痛くなってきて。

これは僕的には初でした。自転車にしばらく乗っていなかった弊害だなと明らかに感じました。ジョギングや筋トレはおこなっていたんですがね。当たり前ですけど、自転車に乗るトレーニングが大事なんだなと改めて感じました。小西プロデューサーは、富士山を登っていて“これはいかん!”と感じたのはどの辺りでした?

小西:実は最初からちょっと感じていまして。いつも僕は途中でエネルギーが切れるので、今回は朝ご飯をしっかり食べたんですよ。そうしたら、登り始めた瞬間からランニングのときに脇腹が痛くなるような症状が出てしまい、なかなか上手くいかないもんだなって感じました。

野島:なるほど、脇腹痛。朝ご飯を食べ過ぎちゃったんですかね。体って、いろいろデリケートですよね。

小西:そうなんです。だから、そのときに「このタイミングで力を入れてもいいのか?」っていう迷いも起きましたし、野島さんと一緒で僕も最初から飛ばそうと思っていたんですけど、結果的に中途半端に終わってしまった印象があります。

◆新たな発見、筋トレのおかげで加速度が上がった!?

野島:反省点はいっぱいあるんですが、良かった点もあえて言わせていただきたいんです。毎年あったのに今年なかったこととしては、「あと1枚ギアが欲しい」っていうことがなかったんですよね。

最後まで納得のいくギアでいけたのは、ここにきて筋トレが功を奏したのではないかと思ったし、明らかにトルクが上がっていたんです。加速したいときの加速度が明らかに上がっていたので、これは筋トレの作用なんじゃないかなと思うんですよね。

小西:ベースは着実に上がっていたと。

野島:はい。ベースは上がっていたんですけど、長時間自転車に乗るトレーニングをやっていなかった。それ故の(目標の90分切りからの)10分オーバーだったんじゃないかなというのが、今年最大の反省点。やはりベースアップは基本ですね。

小西:そうですね。

野島:富士ヒルの90分切りは、やはり奥が深いですね。反省ばかりしていますが、これを糧に来年は第20回という記念すべき富士ヒルなので、お互いに次回こそ、90分切りを目指すために、トレーニングは気合いを入れていきましょうね!

小西:ぜひ! 山にたくさん行きたいです!

野島:ですね。お互い山にいっぱい行って、そしてお互いケガに気をつけつつ頑張りたいと思いますので、来年もよろしくお願いします。

小西:こちらこそ、よろしくお願いします!

7月16日(日)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、野島裕史のサイクルコラム「サイクリング動画撮影」をお届けします。お楽しみに!

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▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
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<番組概要>
番組名:サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国23局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週日曜 朝5:00~5:30(JFN各局の放送時間は番組Webサイトおよびアプリ「AuDee(オーディー)」でご確認ください)
パーソナリティ:野島裕史
番組Webサイト:http://www.jfn.jp/toj

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