TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。7月3日(月)のお客様は、髭男爵・山田ルイ53世さんとラランド・ニシダさん。ここでは、ニシダさんが抱える悩みを山田さんに明かす場面が?
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ニシダさん、山田ルイ53世さん
◆“クズ芸人”をやめるタイミング
山田:僕は今日(話をして)思ったのは、ニシダさんの出口戦略。いつ「キレイなニシダ」になるのかなって。
ニシダ:今“クズ芸人”としてテレビに出ていることもありますけど、(クズ芸人として活躍された)先輩を見ると、(クズ要素をもはや)切り離している方も結構いるなと思って。
山田:“全然クズじゃないよ”ってこと?
ニシダ:そうですね。だから今後、(自分もクズを)切り離すタイミングがあるのかなとは思うんですけど、そもそも、今ですらそんなに無理をしていないんですよね。
山田:“自然体のクズ”だと(笑)。
ニシダ:(クズを)出さなくてもいい仕事でも、意外と出ていたりするんですよね。
山田:ハハハ! クズを出しているというよりも漏れているんだね(笑)。それで僕、(今日が初対面で)初めてお会いしたときに不思議な感覚を味わったんですけど、(ニシダくんを見て)“品のいいクズだな”と思ったんすよ。上品さがあるというか。
ニシダ:あぁ~。僕ってサービス精神で“大きく見せてやろう”っていう気持ちはあまりなくて、素のままのクズが出ることが多いんですよ。だけど、素のままのクズって雑味が多いから、食えない(うまく扱えない)ことも多いんですよ。
山田:“オーガニッククズ”ってことね(笑)。クズにもいろいろな流派があるのね。
ニシダ:そうなんですよ。だから、ちゃんと(周りに)引かれることも多い。
山田:エンタメ用に加工されたクズもいれば、地産地消の採れたてのクズもいる(笑)。奥深いですね~。
ニシダ:なので、いつ切り離せんだろうなって思うんですよね。たまに(自然とクズが)出ちゃうから(笑)。
山田:“切り離す”という作業は意識的にやっていかないと。
ニシダ:そうなんですよ。
山田:それでいうと、自分の“貴族キャラ”も切り離せないんですよね(笑)。
ニシダ:どこかのタイミングで“貴族をやめよう”と思ったことはあるんですか?
山田:もちろんありますけど、番組に出るときのTPOを考えると……(貴族キャラは切り離せない)。ただ、紫腹帯の赤フサフサネクタイにタキシードを着るのがしんどいんですよ。自分で選んだこととはいえ、甲冑(かっちゅう)を着るぐらいしんどい。
ニシダ:あっ、物理的にしんどいんですか(笑)?
山田:そう、大河ドラマみたいな衣装を毎回着ているようなものなので。それで(試行錯誤して)結果的にわかったのが、シルクハットだけはもう絶対に取れない。
ニシダ:そうかぁ、シルクハットとワイングラスさえあればなんとかなる感じはしますよね。
山田:おい!! 今ナチュラルにクズが出てたぞ(笑)!
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/