山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。期間限定のコーナー「誰かと話したい2100年ミライのまち supported by 江戸川区」では、2ヵ月に一度「ともに、生きる。」を区のキャッチコピーとしてまちづくりをおこなう江戸川区とゆかりのあるゲストが登場。
あらゆる人がともに生きる、未来のまちの姿についてお話を伺いながら、江戸川区のみならず、日本、そして未来の住みよい世界について一緒に考えていきます。
6月26日(月)の放送では、ゲストに小説家の中村航(なかむら・こう)さんが登場。「未来の住みよいまち」を目指すために必要なことについて語ってくれました。
(左から)山崎怜奈、中村航さん
◆共生社会が学べるサイトを江戸川区が公開
江戸川区では、誰もが安心して自分らしく暮らせる「共生社会の実現」を目指しています。また区では、あまりなじみのない“共生社会”について楽しく学べるように、情報発信サイト「TOMONI(ともに)」を公開しています。
こちらでは、江戸川区の取り組みだけではなく、先進的な取り組みをおこなう企業の紹介や、さまざまな分野の専門家、研究者、タレントなどのインタビューやエッセイを掲載。
れなちも、これからの江戸川区を構想するために発足した会議体「えどがわ未来カンファレンス」の委員として議論したり、インタビュー企画にも出演しています。
そして今回、コーナーゲストとしてお迎えした中村航さんは、「TOMONI」に“〇〇とともに生きる”というテーマで「人」「社会」「経済」「環境」「未来」についてエッセイを執筆しており、「5つのテーマをどこまでかけるのか、自分でも未知数ではあったのですが『未来とともに生きることはどういうことだろう?』というのを一生懸命に考えて書きました。誰でも読めるので、よかったら読んでみてください」と話します。
◆目標や夢が未来を変えるカギとなる
コーナータイトルにもある2100年は、いま生まれた子どもたちが平均寿命を迎える年でもあります。そのときに住みやすさを感じるためには、現在の環境を未来のため、持続的に残すことが重要です。
そこで、中村さんが考える“住みやすいまち”について伺うと、「いろんな意味での“段差”がないといいなと思います」との思いから“段差のないまち”と回答。これにはれなちも「バリアフリーやユニバーサルデザインが生活のなかでどれぐらい実現されているか、そういうところって実際に目を向けていないと考えられなかったりしますよね」と同意します。
中村さんが「TOMONI」で書いたエッセイ「未来とともに生きる」では、「未来への目標や夢を持てば、未来とともに生きていることをもっと実感できる。もしかしたら、目標や夢こそが僕らの『ひみつ道具』なのかもしれない」と綴っています。では、未来、そして住みやすいまちを個人レベルで考えるには、どういったきっかけが必要なのでしょうか?
中村さんはエッセイの執筆にあたり、SDGsで掲げられた“17の目標”に目を通したと言います。「(目標の1つひとつは)そんなに難しくなくて、自分に関係のありそうな目標が、僕にもあったし、みんなにもあると思ったんです。それをこれから数年先の目標にしようと思えたので、SDGsを読んでみるのはオススメですね」と語ります。
その発言を受けて、れなちも「目標がコンパクトに分かれていますし、設定しやすいですよね。同じ共通目標に向かって歩んでいる人もいるし、企業・地域のなかで同じ思いを持った仲間を見つけやすいところもあるのかなと思いました」と賛同していました。
◆中村航さん・プロフィール
2002年にデビュー作「リレキショ」(河出書房新社)で第39回文藝賞を受賞し、続けて発表した「夏休み」(集英社)、「ぐるぐるまわるすべり台」(文藝春秋)はともに芥川賞候補に。そして、ベストセラーとなった「100回泣くこと」(小学館)は映画化もされ、さらには、アプリゲームがユーザー数全世界で2,000万人を突破したメディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」のストーリー原案・作詞も手がけるなど、幅広く活躍中。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈