余命を宣告された男性が、人生を見つめ直し新たな一歩を踏み出だす姿を描いたヒューマンドラマ。
原作は1952年に公開された黒澤明監督の名作「生きる」
出演はビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ
監督はオリヴァー・ハーマナス。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。
舞台は第二次世界大戦後のイギリス。
役所に務める初老のウィリアムズは、毎日同じ列車で通勤し、部下に煙たがれながらも
変わり映えのない事務処理を淡々とこなす日々を送っていました。
家では男手ひとつで育てた息子夫婦と同居していますが、会話も居場所もありません。
ウィリアムズはそんな生活に孤独を感じ、人生は空虚で無意味だとも感じていました。
そんなある日、彼は医者から癌を宣告され、余命半年であることを知ります。
死を自覚した彼は〝残された人生の中で自分に何ができるか〟を見つめ直し
新しい一歩を踏み出すことを決意するのです。