スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
7月16日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
僕は今、コールセンターで仕事をしているのですが、「メールのお問い合わせが来たら50分以内に返答をしなければならない」というルールがあります。しかし、そのルールを無視して簡単なお問い合わせばかり対応するオペレーターがおり、必死に返答時間を守って対応しているスタッフは、僕を含めていい気分ではありません。
管理者の方に相談しますが、僕はそもそも会社の常識ではなく、世の中の摂理という意味で物事の常識を見ているため、仕事はするが手厳しい人、エゴが強い人のように思われていたら心外です。
簡単な仕事ばかりする人を見て我慢ができなくなるたび、怒っている僕が悪いのだろうかと思います。これは自分のエゴなのでしょうか。それとも、どうにもならない現実を黙って受け入れて、自分は正しく今まで通りに、毅然とした態度で業務をこなしていれば良いのでしょうか。明らかに間違ったことをしている人間をどう許せば良いのでしょうか?
<江原からのアドバイス>
江原:非常に迷走したようなメールで、ご自身のなかで問答しているんでしょうね。協子さんの会社でも、問い合わせが来たら50分以内に返答しなければならない、というルールなどはありますか?
奥迫:コールセンターはありますが、このような厳しいルールは設けていないと思います。それでも、すぐにお返事することは心がけていますね。
江原:なるほどね。
奥迫:私は、人それぞれ器があると思うんです。難しいお問い合わせにきちんと対応できる方は、自分の器をどんどん広げていけるので、「この人はやらない」「この人がやっている」と思うよりも、器が大きい人がそういったお問い合わせにお応えしていく。そうすると、その方の器がもっと広がっていくし、その方の得意なところを活かすお仕事をされるほうが良いのかなと思います。それぞれの得意分野を活かしたらいいのかな? と思ったのですが、江原さんはいかがですか?
江原:そうですね。話は全然違いますが、居酒屋さんで注文をしたときに、よく店員さんが「よろこんで!」と言うじゃないですか? それに気づくだけの器が相談者さんにあるのだとしたら、「よろこんで!」と思って仕事をやったらいいのではないでしょうか。何分以内にお返事をしなければいけないなどの規定はあると思いますが、もし、それについて上司にとやかく言われたのだとしたら、「私はなるべく難題を選んでいます」と言ったらいい。それが分からない上司ではダメです。
私はいつも「人は傷つくことはない。磨かれている」と言っておりますが、人は石と一緒なんですよ。誰だってクレームを受けて「申し訳ありません!」と謝るのは嫌ですよね? そうしたお客さんのなかには、「許せない」という気持ちが強くて、すごくしつこい方もいらっしゃると思うんです。そこで「申し訳ありません」と対応することで、自分がすごく磨かれて、成長すると思うんです。
奥迫:そうなんですよね。最初にすごく怒られている方も、対応次第で「ありがとう」と言って、大好きになってくださる方も多いんですよ。その方の器が広がっていくわけですものね。
江原:そうした話もよく聞きますよね。「あなた、名前は?」「すごく良い対応だった」なんて言っていただけることもよくありますし、“天は見てござる”ですから。相談者さんはすごく正義であると思いますが、そんなことを言ったら世の中「これでいいのか!?」だらけです。それならば、“よろこんで!”の精神でいたほうが良いかなと思います。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「後悔がある人は優しさを持ちます」
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7月16日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年7月24日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子