おはサトー!
(セミの鳴き声がすごい!😆)
さて、今週は、
7月22日・23日に行われた
『里山ZERO BASE』初のワークショップイベント
『里山ZERO BASE ワークショップvol.1
間伐・はちみつ・アロマオイルから学ぶ里山づくり!』の模様をお届けします♪
まずは、「巻き枯らし間伐」
やってきたのは、コチラ!!
きみつのさんぽ道には、色んな森がありますが、
この森の中に行きました。(なかなか踏み入れにくい感じですが入ると杉林が広がっています。)
今回、ドクトル西野氏の助手でありながら
林学博士でもある、武井さん(通称:ワトソン武井)も登場!
以前、ドクトルと万里恵さんが巻き枯らし間伐を行った
木がどんな状態になっているか、見に行きました。
ワトソン武井:このドロっと出ているのは樹脂。
一派的には「ヤニ」と言われるもの。
なぜ、これが出ているのかというと・・・
キズがついたところを樹脂でうめて、かさぶたのような役割。
虫からの食害を防ぎ、キノコが生えないため。
ワトソン武井:高い琥珀は、中に虫が。
何万年という、長い年月をかけて琥珀ができている途中。
ドクトル:舐めてみた。
「口の中に杉林が広がってる。甘くはないし、
ずっと歯に残る。。。」
(※良い子はマネしないようにしましょう~(笑))
参加者から、こんな質問が!
Q参加者:なんのために巻き枯らし間伐をするの?
ワトソン武井:スギを枯らすためにやっている
周りの木の邪魔になっている木を早めに枯らし、
上のスペースを空けることで、新たな生物
環境の改善が目的。
杉林の上を眺めると、確かに、上は枝でいっぱい。
枝や葉っぱで、陽の光が遮られていました。
いざ!「巻き枯らし間伐」!!
参加者の方も「巻き枯らし間伐に挑戦!」
ナイス巻き枯らし!という掛け声が😆
Q:環境破壊ではないの?
というナイスな質問をしたのは、参加してくれたお子さん!
ワトソン:とても難しい話。
例えば、70年くらい前に、スギやヒノキの苗を人が植えた場所。
本来、自然の植物たちは、自分たちで調整している。
人の手を借りなくても、いい森ができるようになっている。
ただ、人が一度触ってしまった森は、本来の森とは違い、
木が詰まって植わり、林の下に光が届かないということが起こる。
そのため、しばらく、300年くらいは人が手をかけてやらないといけなくなる。
「木の畑」のイメージ。
人が適切な手入れをしないと、強い風が吹いた時に、
倒れてしまったりといった可能性があるので、
今回、巻き枯らし間伐を行った。
木をきるのは、一概に悪いことではない。
人が植えたところは、きちんと人が手入れをしてあげましょう!
★参加された方の感想★
参加者:文京区からきました。
楽しかったです!なかなかできることじゃないから、
もう一回やりたい。
参加者:盛りだくさんのコンテンツで楽しかった。
一番最初(午前中)にやった巻き枯らし間伐が
遠い昔のような気がする(笑)
どういった状態の森が人間や動物・植物にとって正しいのか、
そういったところを考えるいいきっかけになりました。
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ワークショップを終えての感想は・・・
ドクトル:巻き枯らし間伐は、子ども、女性と誰でもできるということで
今日、実際にやってみて、これで実証されたかなと。
万里恵さん:前回、二人でやったときも楽しかったけど、
みんな巻き枯らし間伐、楽しいんだ!と
ドクトル:皆さん、言っていたのが、剥いだあとのスギを触って
「冷たい」「水が出てる」と言っていた。
生きていると実感してもらえたのは、僕としては嬉しかった。
植物は動いたりしないから、感じにくいところがあると思うけど、
樹皮をベリベリと剥いだら、音もするし、水もすごいし。
僕も改めて学びになった。
自然と人の距離がグッと縮まってもらえたかなと。
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さぁ、ワークショップの模様は、来週もOAします♪
音声も併せてどうぞ♪
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